皆さんはお薬の名前や製薬会社の名前が書いてあるボールペンや付箋、マグネットなどの販促品を見たことはありませんか?
自分も仕事で使うボールペンと言えば、このような販促品をずっと使っています。
このような販促品は勉強会などで絶対といっていいほどついてくるものだったので、薬局には必ず使っていない新品のボールペンや付箋などが大量においてあります。(薬局あるあるの一つ)
このような販促品は、実は無料でもらえるもので、中には、バカラのコップや体重計、置時計、充電器など高価そうなものもあり、もらうとうれしいものも中にはありました。
しかし今、この販促品が作られなくなっています。
それは、広告の制限がかかったためです。
今までも医療用医薬品(処方箋がないと買えない医薬品)は一般の人に広告を出すことは禁止されてはいましたが、「一般の人の目に触れること」が今まであいまいでした。
しかし今回、そのグレーゾーンを規制されてしまったため、そのような販促品が作りにくくなってしまったということです。
考え方として「医療用医薬品の名前が書いてあるボールペンなどが置いてあると、一般の人の目に触れてしまう可能性がある」(名前を広めて販売促進という意思や意味合いがなくても、目に触れてしまう危険性があるというだけで広告としてみなされてしまう)というわけです。
ただし、製薬会社の名前が書いてある販促品は現段階では規制されていませんので、このような販促品はまだまだなくなることはないとは思いますが、この改正を機に販促品を作ることをやめた製薬会社も多いそうです。
お薬の名前が書いてあるボールペンや付箋はもう作られることはないでしょう。
薬局でもらうシールなども販促品で規制対象なので、楽しみにしている子供たちには残念なお知らせですね。
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