「血液」は体重の7~8%を占めます。
 「血液」は血管を通り、全身に栄養分を運んだり、老廃物を受け取ったりしています。
 (血管の長さはすべてをつなぐと約10Km。)
「血液」の働きは以下の通り。
 ①酸素や栄養分や老廃物を運搬する働き
 ②外部からの進入してきた菌やウイルスを防衛する免疫の働き
 ③熱や酸・アルカリを調整する働き          などです。
「血液」はその44%が赤血球、1%が白血球と血小板などの細胞成分で、残り約55%は液体成分である血漿(けっしょう)からなっています。各成分の働きは以下の通り。
 ①「赤血球」は酸素の運び屋さん。二酸化炭素も運びます。
 ②「白血球」は細菌やウイルスなどから体を守ってくれます。
 (好中球・好酸球・好塩基球・リンパ球・単球の5種類があります。)
 ③「血小板」は止血の仕掛人。
 (怪我をしたあとで自然に血が止まるのは、この血小板が正しく機能している証拠です。)
 ④「血漿」はいろいろこなすマルチ軍団。
 (血液細胞・養分・ホルモン・老廃物の運搬、体温調節作用、体の保護、止血作用などなど。)
ちなみに、「唾液」は原料が「血液」。(唾液腺で作られています。)
「血液」も年齢と共に変化します。
 高齢者、特に女性は、血液の生産能力低下による貧血などに注意が必要です。
「はたらく細胞」という漫画があります。
 この漫画は主に血液の働きに焦点を当てた、とても分かりやすい漫画となっております。
 気になる方はぜひ見てみましょう。さかえ薬局に置いてあります。
 とてもためになり面白いですよ。
「献血」は1669歳までの健康な方ができます。
 65歳以上の方の献血は、その方が6064歳の間に献血をしたことがある方に限ります。)
 輸血を必要としている患者さんのためにも、是非「献血」にご理解・ご協力、よろしくお願いします。
参考資料:図解からだのしくみ大全(伊藤善也監修)