皆さま

 

呪詛=生霊を飛ばす呪術は、多くの場合プロによるものです。ですが、最近ではネットから仕入れたりして、一般の人も試すようになっています。

 

その場合、どのようにして解除することができるのか、お話しいたします。

 

よろしくお付き合いくださいませ。


 
Q.呪いの話に戻りますが、呪いがかかるとどんなことが起こるのでしょうか。
 

A.まず体の変調とか、心の変調が確実にあります。例えば消化器系、胃腸に来ます。急に嘔吐したりとか、おなかをこわしたりするとか。
 

その状態が何日間も続いて、しかも熱が40度近く出るとか、病院に行って薬をもらっても効かない。そうこうしていると、頻繁に金縛りに頻繁に遭ったりとか、悪夢を頻繁に見たりとか。
 

このように相手の夢とか、幻の中に入り込んでいくというテクニックもあるのです。そういうことを毎日繰り返されると、だんだんメンタル的にまいってくる。ひいては、うつになってしまう。うつになると、何もやる気がなくなって、仕事もおろそかになる。そうやって、どんどん最悪の状態になっていきます。最後には生活にも困って、追い詰められてしまうというわけです。
 

そして一番激しい呪詛は、相手を殺害するというもの。祈祷師同士の争い・戦いの中では、やるか、やられるかの世界ですから、最終的な結果はどちらかの死です。負けたほうが死ということです。

 

臓器の1つや2つくらい奪われるのも、この世界での常識。

 

さらにいうと、国際宗教マフィアとでも呼べるような外国勢力があって、占い師、霊能者、祈祷師、スピカウンセラーなどを囲い込んで暗躍しています。

 

日本の政財界人など権力者にアプローチしています。表向きは世界平和という名目ですけど。

 

宗教と政治との関係は今も密接なものがありますし、巨大企業のトップが瞑想やスピリチュアル思想に傾倒することもあります。スピリチュアルカウンセラーが政治家とつながりを持っているとか、もう枚挙に暇がないですね。

 

この話はまた別の機会に述べますが、外国勢力の存在について、巫師関係者で知らない人はいません。

 

 

Q.よく本名や生年月日を知られると呪いに使われるとか言いますけど、本当でしょうか。

 

A.実名だろうが偽名だろうが関係ありません。たとえサバを読んで年齢を偽っていても、見破るのがプロです。遠隔透視の専門家もいますから居場所も分かります。

 

名前や生年月日は占いに使うことはありますけど、呪詛の場合、相手が特定できているならリモートで追跡して、どこにいようが「実行部隊」を送り込んで闇討ちにします。

 

Q.呪いを飛ばすということは生霊を飛ばすということですか。
 

A.呪いも生霊を飛ばすということに違いありませんが、生霊にも2種類あって、ポジティブタイプとネガティブタイプがあります。
 

「ポジ生霊」はたとえば相手のことを心配したり、恋しいという気持ちを持ったりすると、それが念となって相手に作用するものです。一例をあげると、昔は陰膳を据えるという風習がありました。

 

あれは、遠くに旅行に出た人や戦争に出征した人の安全を祈願して食事を据えるというものですが、要は「ポジ生霊」を飛ばしているわけです。今ではすっかりすたれてしまいましたが。
 

相手の幸福を願う、安全を願うという想いが飛んでいけば、相手側は守られた状態になるわけで、何となく温かい気配を感じたり、気持ちが落ち着いたり、安らいだりします。
 

それから、相手を「恋しい、恋しい」と思ってそれが生霊となったときは、相手は急に眠気に襲われたり、何ものかにしがみつかれていたり、手を握られていたり、皮膚感覚的な反応が来ます。
 

これに対して「ネガ生霊」は、恨みつらみの思いです。嫉妬とかもそうですね。こういった念を飛ばすと、相手の体を病ませる作用があります。このネガティブな生霊の集積が「呪い」と考えていいでしょう。
 

Q.万が一、自分に対して呪いが飛んできたなと思ったときは、どのようにしたら振り払えるのでしょうか。
 

A.プロだったら呪文を使いますけれども、一番大事なことは、「気を強く保つ」ということです。なんかちょっと変だなと思ったときに、ほんの少しでも恐怖や不安を感じると、よけいつけ込まれる、入り込まれるということがあります。
 

だから、私は大丈夫だと自分に強く言い聞かせることが大事です。絶対に負けないという気持ち、「我気」というものを強く保っていれば、呪詛に負けることはありません。最後は気力・気合の勝負なのです。
 

Q.呪いが飛んできて金縛りにかかったときは?
 

A.その場合には、何が何でも絶対に解いてやるという気持ちを起こして、手足を動かすように一生懸命努力するのです。えい、やっといって動かしてやれば、もう吹っ飛びますから。その瞬間に跳ね返せます。
 

それから呪いの力で悪夢を見ることがあるといいましたが、いろんな化け物が出てきて、首を締められたり、殺されそうになるというイメージ、ビジョンの夢が出てきたりします。そこを逆に退治するとか、やっつけるとか、そういうストーリー転換をすることができるかどうかなんですね。
 

それはもう無理やりでもそう持っていくわけです。自己暗示ということも非常に効果的です。


 

Q.呪いをはらう呪文などはありますか?
 

A.稲荷系真言「オン キリカク ソワカ」は魔を払う言葉ですからそれで祓ってもいいです。短くて簡単ですし。ただ稲荷信仰者限定です。龍神系なら「ふるべの祓」言葉。


のちに紹介する「九字」を切るのもいいと思います。


 

Q.神社やお寺にいって拝むのはどうでしょうか。
 

A.それでも魔を払うことができますが、その効果は一時的です。やっぱり呪詛というのは生霊が飛んできているわけだから、神社から戻ってきたら、また元に戻ってしまうのです。
 

お守りも多少は効果があるけれど、お守りが効くレベルの呪詛だったら、非常に弱いものです。本当に思い切り強く呪詛されたら、お守りぐらいではまったく歯が立ちませんから。
 

呪いを飛ばされたら、もう最終的には気力対気力の勝負です。気合が強いほうが勝つ。気合勝負です。
 

Q.気合を高めるにはどうしたらいいでしょうか。
 

A.やはり精神力ですからね。スポーツとかやっている人のほうが、そういったものは身についていると思います。ここ一番の勝負どころで負けないという。体育会系のノリというか。体を鍛えるということもいいと思います。
 

Q.塩で清めるというのはだめですか。
 

A.塩は確かに効きます。玄関先に盛っておくとか。それで、ちょっと侵入を防ぐということはできます。ただし、相手方の呪力が非常に強いときには塩盛りくらいでは防衛できないこともあります。
 

置く場所は少なくとも玄関。家屋敷を持っている人でしたら、土地の四隅に置きます。会社の自分の机の前などでも結構です。
 

置き方は粗塩を小皿に盛るくらいの適量を三角錐の形に盛ります。
 

これは毎日変えたほうがいいです。
 

Q.魔の入ってきやすい方角というのはあるのでしょうか。
 

A.「霊道」ということを考えた場合に、東北は魔が入ってきやすい、入り口になりやすいということは確かにいえます。東北が表鬼門、南西が裏鬼門ですね。
 

だから魔よけをするのですね。そこを守っておかないと、いろんな魔物や百鬼が侵入してくるということです。
 

だから東北、南西に入り口があったら、盛り塩をしておいたほうがいいのですね。これは呪詛ということに限らずの話です。あるいは、こういう方法もあります。観葉植物を表鬼門と裏鬼門に据えて育てるのです。これも家の守りを強める効果があります。
 

Q.呪いに負けない日常生活のコツというのはありますか。
 

A.要するに暗くならないことなのです。精神的に暗くなってしまうと、たちまち落ち込んで死にたくなりますから。気分転換をする、明るい色彩のものを置く、または身につけるとか。最近は掃除によって開運ということもいわれているようですが、もちろんそれでもいいと思います。清掃をする、きれいにしておく、それも清めるということになります。
 

Q.お経はどうでしょうか。
 

A.それは結構いいです。私もやったことがあります。部屋にずっと観音経を流しておくのです。


うちは観音経を唱える宗派なのでそうしますが、これは自分に合う宗派があるから、宗派にあったお経を唱えればいいと思います。


 

Q.前に紹介いただいた「大祓詞」ではだめですか。
 

A.それはもちろん祓言葉ですから、それでもいいですよ。

 

そのほかにも、呪詛打ち返し祝詞という古神道系の祝詞もあります。これはプロが使う呪詛解除の祭式の中で奏上されるものです。でも、一般の方には扱えないレベルなので、打ち返しの神歌を紹介します。

 

呪詛掻き祓いの神歌

 

以下の神歌を一首ずつ想いを込めて念唱する。相手に「帰れ!」と念じながら詠むこと。

 

 

ねたしとは 何をいふらん。もとよりや。

ままなぬこそ。浮世となりけれ。

 

いかにして。のろひやるとも。やきがまの。

とがまをもちて。打ちや払わん。

 

怨敵の。のろひのいきを。払うなり。

うけとりたまへ。今日のききがみ。

 

のろいきて。身をさまたぐる。のろいをば。

今打ち返す。元のあるじに。

 

音もなく。姿も見えぬ。のろいがみ。

心ばかりに。負ふて帰れよ。

 

いかにして。のろいくるとも。ちがへしの。

せきもりすべて。防ぎかへさむ。

 

あくまでも、「打ち返し」ですから、ブーメランになって戻っていくように念じるのです。けっして、攻撃するような気持ちを起こさないようにしてください。「のろいの神」にお帰り願う気持ちです。

 

プロが相手の場合、素人ではどうしようもないケースもあることを申し添えておきます。

 

ちなみに、呪詛解除の方術というのが陰陽道にあります。呪詛祭という祭祀が陰陽道にはあって、これを宮廷祭祀の一つとして陰陽師が使っていたのです。私たちは神道系ですが、こうした陰陽道式の儀礼が四国には残っていて取り入れています。

 

 

Q.一般の方が呪詛を解除するときに、注意した方が良いことを教えてください。

 

A.最近は、一般の人でもお手軽にネットを通じて呪術に関する情報を入手できるようになっています。ところがよく見てみると間違いが多いのです。

 

間違った祝詞や祭文、経文を唱えても効果がないばかりか、逆に事態を悪化させることにもつながりかねません。

 

そこは自己流でやるのではなく、神社等の指導者から祓いの指導を受けるとか、プロから解除のやり方を教えてもらうなどしてください。中途半端な知識でやるのが一番危険です。

 

私たちのYouTubeチャンネルにも、祝詞・祭文の音声データを公開する予定です。参考になさってください。

 

 

 

 

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