皆さま

 

ここまでは、祈りの力を発揮する条件、またそれを妨げている条件についてみてきましたが、今回は祈りの力を強めるためのライフスタイルの構築についてお話しいたします。

 

よろしくお付き合いくださいませ。



Q.祈りの力をつけるための生き方というのはありますか?
 

A.それは再三述べているイメージ力ということにつながります。まず10年後の自分というところからイメージをセットするのです。10年後、5年後、3年後、1年後、どんどん短期間のスパンで考えていく。そうすると今日しなくてはいけないことが自然とわかってきます。先に大きな目標を決めておいて、中目標、小目標、そして日々の日課というぐあいに降ろしていくのです。
 

 

その10年後の自分のイメージというのは、先ほど述べたようにクリアなビジョンとして描くのです。そういうことをやっている人は、本当に目標を実現させています。
 

このとき10年後の自分のイメージが、あれもいいな、こっちもいいなという付和雷同してしまうといけないのです。それはベクトルがあっち行ったり、こっち行ったりしているということですから、結果はプラスマイナスゼロになります。何も起こらない。


人生というのは選択の連続です。どこかで決断して、これは捨てて、これはとりましょうという、その決断を迫られるときが誰にでも必ずあります。
 

A、B、C、Dくらい候補があって、どれもいいけれども、どれにしようというときに選択するのは一つだけです。残り三つは捨てる。捨てて後悔しない。私はこうだというふうに大目標をボーンと決めるわけです。捨てた残りの3つについてはもう考えない、それくらい強い気持ちがないと祈りというものはかなわない。

 

気が多いとか、浮気性とかはだめ。一つに絞るということです。それが実現したら、次のビジョンをまた別に描いていけばいいのです。
 

かりに自分の人生を80年と考えて、80歳のときの自分はこうなっているというのを具体的に描く。どんな家に誰と住むとか、どこの国に住むとか。


平均寿命80歳まで生きると考えて、とりあえず80年分の人生設計とプランを立てておくといいでしょう。
 

できればそれを一覧表にするといいと思います。そういうワークシートを使った心理療法などもありますが。自分の人生シナリオというか、脚本を書いていく。

 

30歳、40歳、50歳、60歳・・・と年齢を区切って、結婚をする、子供を持つ、住宅購入、海外旅行とか箇条書きでいいので自分が実現したいこと、こうありたいと思うことをどんどん書いていくのです。

 

ささいなことでも結構です。

 

自己確認をしながら書いていく。そのことによって実現を早める作用があります。

イメージを鮮明にすることもそうですし、ただなんとなく自分の未来をぼんやりと想像するのではなく、具体的にプランを絵に描いてみたり、時系列的に目標を書き出してみたり、アウトプット=出力をしてみることがポイントです。


Q.なかなか10年後、20年後のビジョンが思い浮かばないという人もいるのではないでしょうか。自分がどうなりたいのかわからないという・・・。
 

A.とてもじゃないけれども、10年後の私とか、20年後の私なんかわからないという人ですね。そういう人は、むしろ、では今日をどうするかということを決めるという方向でやったほうがいいですね。


「未来志向の願望実現法」と「現在志向の願望実現法」といって、願望の達成法には二種類ありますから。未来志向でなくて、現実志向の人は、「その日をどう生きるか」というビジョンをしっかり持って生きるということでいいと思います。

 

短期決済で、その日、その日の積み重ねでやっていくしかない。それには朝起きたときに、今日どう生きるかを決めるのです。
 

実際、朝起きたときはとても大事です。

 

これから一日が始まるのだから。「今日、自分はどう生きるか」という宣言を自分に対してするのです。

 

「自己強化」という言葉が心理学にありますが、簡単に言えば自分で自分をほめるのです。

 

今日も1日頑張ろうとか、自分はできるといったポジティブな強い言葉を自分にかけてあげる。結構疲れているとか、しんどいなとか思っている人が多いですから。今日も1日がんばるぞとか、こういう気持ちでやるぞということを実際に口に出していうといいと思います。思うだけより口に出して言霊にするほうがいいです。


そして結果が出たら、自分にご褒美をあげる。それは大事なことです。こういうことができたから、今日はご褒美に何かおいしいものでも食べましょうとか。自分で自分にプレゼントをする。これも自己強化につながります。


Q.祝詞や真言を唱えるといったことでもいいのでしょうか。
 

A.はい、もちろんです。前にもいったように、その人の相性の良い神様や崇敬する神さま、あるいは生まれ月によって仏様が決まっています。その神さまなり仏様の真言を唱えるという方法もあります。

 

 

神道式なら、すでに説明した簡単な唱え言葉

 

はらいたまえ きよめたまえ まもりたまえ さきわえたまえ

 

仏式なら

 

千手観音菩薩 子年と12月生まれの人

オン、バ、ザラ、ダ、ラマ、キリーク、ソワカ

虚空蔵菩薩 丑・寅と1・2月生まれの人

オン、バ、ザラ、アラ、タンノー、オン、タラーク、ソワカ

文殊菩薩 卯年と3月生まれの人

オン、ア、ラ、ハ、シャノー

普賢菩薩 辰・巳年と4月生まれの人

オン、サンマ、カ、サト、バン

勢至菩薩 午年と6月生まれの人

オン、サンザン、ザンサク、ソワカ

大日如来 未・申年と7・8月生まれの人

オン、バ、ザラ、ダ、ト、バン

不動明王 酉年と9月生まれの人

ナウ、マク、サ、マンダ、バ、ザラ、ダン、カン

阿弥陀如来 亥・戌年と10月生まれの人

オン、ア、ミリ、タ、テイ、ゼイ、カ、ラ、ウン

 

 

あと、これは万能型の真言で、朝目覚めたときに唱えると元気になるというものがあります。以下に紹介しますので、朝、これを唱えるのもいいと思います。

1.随願即得陀羅尼:オン・マカ・キャロニキャヤ・ソワカ。
意味:大悲尊に帰命す。めでたし。曹洞宗大本山永平寺で、朝課に詠んでいた陀羅尼。

 

2.覚眠真言:オン・バザラ・チシュタ・ウン
意味:オーン、金剛よ、立ちたまえ、フーン。朝、目覚めたときに修行僧が最初に唱える真言。

 

 

自分が神さま系か、仏さま系なのかを知った上で、どちらかを選んでください。

 

人により神仏との相性がありますから。

 

こういうときには、1つに絞る。

 

あれもこれもとやると、意識も拡散してクレクレ人間になってしまいます。

 

 

 

 

 

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