令和5年11月28日
庚寅 七赤 平 室
植物の持つ気のエネルギー
植物は神様と深いご縁があります。
人間の運命にも深く関わっています。
具体例を挙げながら説明します。
1.桜
桜のサは田の神様のことです。
桜のクラは座という意味です。
つまり、山の神様が座る場所。
桜は神様が宿る神聖な樹木です。
2.桃
桃の実や桃の木が持つ気のエネルギーは破邪の力で病魔最悪を祓う神聖なものです。
中国では桃の果実を仙果と呼び、桃の札を魔除けにしたり、桃の実は不老長寿の実、お祝いなどで桃の形のお饅頭を食べて祝います。その行事が弥生時代に日本に伝わり、平安時代には貴族が体を清め健康を願った上巳(じょうし)の節句になったと言われています。
今ではひな祭りとして3月3日の桃の節句になりました。
桃は邪気を祓う神聖な樹木です。
3.菊
この花も中国では神の宿る神聖な花と言われています。
日本でも長寿厄除けの効用があり、体を清め、明け方に菊酒を杯に汲み長寿を祝った不老長寿の花です。
4.紅葉
予兆の木、豊作や天候を占う神聖な樹木です。
家族の幸せを願う時、もみじを使い、祈祷することがあります。
5.夕顔
神霊の花とされ、水神、火神を鎮める呪具として使います。
水回り、火の周りなど一輪さしておくのも良いと思います。
6.百日紅
滑る、落ちる、下がると言われ、昔から家に植えると出世運が下がると言われています。
動物霊、低級霊が宿りやすいので避けたほうがいいと思います。
7.紫陽花
この花は注意が必要です。
風邪や発熱などに効く薬用植物ですが、毒にもなり薬にもなります。
犬が紫陽花の葉を食べれば死ぬ場合があります。犬にとっては毒になるからです。
紫陽花は様々な色になりとても美しい花ですが、実は紫陽花のエネルギーは金運財運を吸い取るマイナスのエネルギーを出しています。
あまり家のそばに植えない方が良いと思います。
もし植えるのであれば家から少し離れた場所に植えてください。
8.枇杷
枇杷の実、びわの葉は栄養価が高く薬用としても使われています。
ビワの実も美味しいですね。
けれども注意しなければならないのは、ビワの木を庭に植えると病気や不幸が来ると言われています。
ビワの木は鬼神が好む木だからです。
ビワの実や葉は健康食品なので問題はないのですが、これをを花瓶に挿したり、絵などは避けてください。
9.柳
柳は神様(龍神様)が宿る木ですが、家の北西に植えたり、北、西に柳がある家は愛情面、家族関係がうまくいかずお金も貯まりません。
最悪の場合、薬物依存、アルコール依存などが起こります。
なるべく敷地内には植えないようにしてください。
10.ざくろと柿の木
ザクロは実が割れる=「身が割れる」と言われています。
柿の木は落ちやすい。低い柿の木でも落ちたら危ないと言われています。
中国仏教ではザクロは血を意味し、鬼子母神の食べ物とされていました。
鬼子母神の怒りを買わないようにするためにザクロの木は絶対に庭に植えないようにしていました。
11.無花果
イチジクの木は子供を亡くした女性の霊が宿りやすいと言われています。
母乳などを捨てる時、昔はイチジクの木に捨てました。
母乳が止まらないようにまた次に生まれてくる子も母乳が出ますようにとお願いするための木でした。
昔は家の外に植え、余った母乳を捨てたり離乳した子供がいるにも関わらず、母乳が出ていたら子供を抱いた女性の霊がお乳を欲しがっていると考えました。
イチジクの木に母乳をかけてあげれば嫉妬せずに帰ってくれると信じられていたからです。
イチジクの木は庭に植えるのは避けましょう。
12.椿
椿は二面性を持つ花です。
プラスの面・・・邪気、災いを祓う霊力がある。椿の油は高血圧、心臓疾患、消化器疾患に効果があります。
冬枯れしない常緑樹。挿し木でも植えやすい厄除け、長寿、子孫繁栄、おめでたい樹木の一つです。
正月の卯の日には卯枝として用いられ、その霊力で百鬼を祓うとされています。
椿の咲く年には神様が鎮まる神聖な木です。
マイナスの面・・・花が落ちる、首が落ちると言われ日本では嫌われていました。
武士の時代には庭に植えませんでした。
お城や武家屋敷の跡地などには今も植えない方が良いと伝えられています。
13.銀杏
中国が原産ですが、日本で鎌倉時代に持ち込まれました。
神社寺院に多いのは寿命が長い、火事に強い、手間がかからないからです。
イチョウの葉は防虫効果が高く、葉に虫食いがないのは昆虫がその気成分を嫌うからです。
腐敗しにくいため神具、漆器、文献意匠そして神社の額や看板に使われていました。
銀杏の実は体を温め尿意を遠ざける、滋養があり厳しい修行の時に食べていました。
銀杏の木は神聖な樹木です。
14.南天
難を転じて福となす。
難、災厄を避ける祝い、福運の木です。
南の方角から神の道を通り朱雀が南天にとまり、難や災厄を食べてくれます。
また幸福の木のエネルギーを持つ樹木です。
15.躑躅
ツツジは「続き咲き木」と呼び、次々と花が咲くことから縁起の良い木とされています。
16.梅
梅の木は学問の神、菅原道真に深く縁があります。
厳しい冬の寒さにも負けずに春が近づくと花を咲かせます。
気のエネルギーは繁栄を意味します。鏡餅などの飾りにも使われます。
17.竹
竹は冬でも枯れずに太くて丈夫です。
門松として正月に玄関先に置きます。
竹は神々を呼ぶ目印です。
天に向かってにまっすぐに伸び、天のエネルギーを取り込み神の力を注いでくれます。
根をたくさん這わせ、次々と新芽が息づくことで広がるので子孫繁栄を意味することもあります。
18.松
松は冬でも枯れないことから昔は神聖な場所に用いられていました。
冬でも枯れない長寿のエネルギーを持っています。
正月に歳神様を迎える神聖な時に飾る正月飾りには松竹梅は欠かせません。
結婚式で杯を飲む際は三々九度で松竹梅という意味で3回に分けて飲みます。
松は長寿、竹は子孫繁栄、梅は智慧と福縁を意味します。
この世の植物の中で一番強い霊力と自然の力を取り入れ、神気を一番吐き出してくれる目立たない、そして時に邪魔者扱いもされる植物があります。
それは雑草です。
形、大きさなど関係なく、実は人間、動物にとって一番必要で癒しのパワーを持っているのが雑草なのです。
雑草は抜かれても、踏まれても、除草剤を撒かれても負けません。
とはいっても雑草を大事にしなさいという意味ではありません。
雑草は人の手を借りません。
天の気=雨と水
地の気=土
風の気
月・星の気
日の気=太陽・光
増える=繁栄の木
根強い=長寿の木
そして人はその上に座り、ピクニック、お花見、遠足など様々な遊び場として使います。
雑草は隠れたところで人を癒してくれているのです。
セメント、石、砂、土よりも雑草の上に座れば気持ちがいい、怪我をしにくい、緑の絨毯の役目を果たしてくれるのが雑草です。
実は、私たちの呪術に欠かせないのがこの雑草の気のエネルギーなのです。
私たち一族は実践を通じて、哲学、霊学、心理学、栄養学、天文学、宗教学などを体験的に学び、これらの知識体系を統合して、最終的に神霊の力を発揮できるようになります。
このような話は荒唐無稽に聞こえるかもしれませんが、皆さまも身を以て知ることができるかもしれません。
論より証拠です。ぜひ参考にしてみてください。
麗月 謹上再拝
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