インタビューライターの小川志津子
さんに
プロフィール に続いて私のライフストーリーを書いていただきました。
ライフストーリー①◆子どもの頃から不眠症
ライフストーリー②◆エネルギーの渦中にある日々
ライフストーリー③◆これが好き、これが嫌い。
ずっと昔から変わらない私を引っ張り出してもらい
今の私につなげていただきました。
ラスト
ライフストーリー④
◆自分次第で世界は変わる!
ここまで来て、改めて感服する。
市子さんは、今ある自分以上の自分を、
相手に誇示することがない。
劇団で、幾人もの才能のかたまりを前にしても、
萎縮も背伸びもせずに自分を出すし、
子どもという得体の知れない他者を前にしても、
平静で揺らがぬ母であり続ける。
「自分以上の自分を期待されると、
私の中で、自由度が落ちちゃうんですよ。
高く評価されることが、ストレス。
だから、好きでもない人から、
『好きだ!』って告白されるのが嫌いで」
なぜなら、その人の目に映っている自分に、
自分を寄せようとして、窮屈になるから。
「人の力ってね、自分の実力以上のものは、
そもそも、出ないんですよ。
でも、自分の実力は、全部出さなくちゃいけない。
それは、武術を学んで知ったことですね」
市子さんの気功と武術にまつわる本格始動は2000年。
「中国嵩山少林寺」の最高師範に師事し、
3年後に「中国嵩山少林寺認定気功師」となる。
「最初は、身体作りのために気功を始めたんです。
そしたら、長年の不眠症が解消されて、
今までの人生で、一番元気になったんですね」
これはちょっと本格的に学びたい。
となると少林拳の武術も合わせて学びたくなる。
すると、めきめき力をつけて、
指導員の専門コースへ進むことに。
「口車に乗せられた気がしないでもないけど(笑)、
毎日、家で復習したし、後輩の授業にも出席して、
人の3倍ぐらいは練習しました」
楽しいですか? と尋ねると、
楽しいですよ! と即答が帰ってきた。
「呼吸と、イメージと、動作を合わせるんです。
動きはすっごく簡単なんですけど、
その3点に集中していないと、間違えるんですよ。
でも集中できると、すごくリラックスできるし、
どんなに腹が立っていても、心が穏やかになります。
気功ってすごいなあ、って今でも思いますね」
気功は、「今」に集中するのだという。
「それも、ギュウっとした集中ではなく、
もっとリラックスした、ほわんとした集中ですね。
何も考えなくていい。わからないことがあっても、
全部、スルーしてしまってかまわない」
決められた動きを間違えてしまっても、
「間違った!」って思わなくていいのだそうだ。
「だって、間違えたのはもう、過去のことだから。
とにかく『今』に集中して、吸って、吐いて。
手を上げてと言われれば上げて、
わからなくても、次へ行く。
大それたことは、何もしなくていいんですよ」
そして、使うのはイメージ力だ。
天とか、地とか、あらゆるものとつながって、
エネルギーをもらっているのだというイメージ。
「それも、難しいことじゃないんですよ。
すぐ隣にいる人が楽しそうだと、
こっちも楽しくなるでしょう。あれと同じ。
ハワイが好きなら、『ハワイ』の3文字を思っただけで、
身体が柔らかくなったり、するんですよね」
身体を変えるとなると、
苦しい訓練が必要なのだと、
私たちはなんとなく、思い込んでしまっている。
でも、誰にでもできる、
ハッピーな方法があるのだとしたら。
ぜひ、そっちを取りたくなる。
同じハッピーを獲得するなら、
ハッピーな方法で、獲得したいものである。
「今、私が教えているのは、気功と、
『カンフー・フィットネス』です。
簡単な動きを通して、力の出し方や、
身体のセンのつなぎ方を促すと、
身体が、喜ぶんですよ。とにかく楽しい」
70歳を過ぎた受講生が、
ひょいひょいと足を上げているという。
「私の教室に来ると、3日間は調子がいいって言われます。
おうちで毎日やってよ!って思うんですけど(笑)」
マインドの整え方も、少し教えてもらった。
相手から理不尽な扱いを受けたら、心の中で、
「この気持ちは受け取れないのでお返しします」
って唱えるのだそうだ。
この世界を見ているのは、他ならぬ自分の目である。
自分を整えれば、世界は変わる。
市子さんの世界も、市子さんの方法で、
どんどん、広がりを見せている。
「一時期、タイ式のマッサージを学びにチェンマイへ行ったり、
アロマを勉強してみたり、迷走もしてるんですけど(笑)、
やっぱり自分らしく、自信を持てるのは気功なんですね。
悩みごとって、過去か、未来のことじゃないですか。
それを忘れるために、みんな、がむしゃらに泳いだり走ったりする。
でも、『今』に集中する方法を知っていれば、
自分を痛めつけずにいられるんですよね」
過去への後悔。未来への不安。
そこから離れて「今」に立脚する。
「私は、通過点のひとつでいいと思ってるんです。
誰かが、身体を動かしたり、人生を良くしていくための、
きっかけになれればそれでいい。
身体を変えれば、気持ちも変わるし、
そうすればすべてが変わるんだよ!って伝えたい」
かつて、市子さん自身がそうだったように。
身体を動かしたらすべてが変わった、
市子さんは、その生き証人なのだ。
最後に、気功を教えていて、
どういう瞬間が幸せなのか、聞いてみた。
「そうですねえ……
……次に進もうかな、っていう顔をされた時かな。
できなかった動きができるようになった瞬間に、
その人の世界が、ふわあっと広がった感じがするんですよ。
それが見えた瞬間が、すごく、うれしいですね」
市子さんの表情が、
パソコンの向こうで変わるのがわかる。
市子さんは、ただ気功を教えてくれるだけの人ではない。
気功を通して、あなたの人生に、
寄り添い、立ち会ってくれる人なのだ。
(2017/12/24)
取材・文:小川志津子 さん
最後までお読みいただきありがとうございます!
インタビューしていただきながら自分の人生を振り返りました。
昔からあんまり変わっていないなー、
もっと成長してもいいのにとか思いましたよ.
でも何があっても楽しそうで、
なんかゆるいんだな私の人生。
プロフィール に続いて私のライフストーリーを書いていただきました。
ライフストーリー①◆子どもの頃から不眠症
ライフストーリー②◆エネルギーの渦中にある日々
ライフストーリー③◆これが好き、これが嫌い。
ずっと昔から変わらない私を引っ張り出してもらい
今の私につなげていただきました。
ラスト
ライフストーリー④
◆自分次第で世界は変わる!
ここまで来て、改めて感服する。
市子さんは、今ある自分以上の自分を、
相手に誇示することがない。
劇団で、幾人もの才能のかたまりを前にしても、
萎縮も背伸びもせずに自分を出すし、
子どもという得体の知れない他者を前にしても、
平静で揺らがぬ母であり続ける。
「自分以上の自分を期待されると、
私の中で、自由度が落ちちゃうんですよ。
高く評価されることが、ストレス。
だから、好きでもない人から、
『好きだ!』って告白されるのが嫌いで」
なぜなら、その人の目に映っている自分に、
自分を寄せようとして、窮屈になるから。
「人の力ってね、自分の実力以上のものは、
そもそも、出ないんですよ。
でも、自分の実力は、全部出さなくちゃいけない。
それは、武術を学んで知ったことですね」
市子さんの気功と武術にまつわる本格始動は2000年。
「中国嵩山少林寺」の最高師範に師事し、
3年後に「中国嵩山少林寺認定気功師」となる。
「最初は、身体作りのために気功を始めたんです。
そしたら、長年の不眠症が解消されて、
今までの人生で、一番元気になったんですね」
これはちょっと本格的に学びたい。
となると少林拳の武術も合わせて学びたくなる。
すると、めきめき力をつけて、
指導員の専門コースへ進むことに。
「口車に乗せられた気がしないでもないけど(笑)、
毎日、家で復習したし、後輩の授業にも出席して、
人の3倍ぐらいは練習しました」
楽しいですか? と尋ねると、
楽しいですよ! と即答が帰ってきた。
「呼吸と、イメージと、動作を合わせるんです。
動きはすっごく簡単なんですけど、
その3点に集中していないと、間違えるんですよ。
でも集中できると、すごくリラックスできるし、
どんなに腹が立っていても、心が穏やかになります。
気功ってすごいなあ、って今でも思いますね」
気功は、「今」に集中するのだという。
「それも、ギュウっとした集中ではなく、
もっとリラックスした、ほわんとした集中ですね。
何も考えなくていい。わからないことがあっても、
全部、スルーしてしまってかまわない」
決められた動きを間違えてしまっても、
「間違った!」って思わなくていいのだそうだ。
「だって、間違えたのはもう、過去のことだから。
とにかく『今』に集中して、吸って、吐いて。
手を上げてと言われれば上げて、
わからなくても、次へ行く。
大それたことは、何もしなくていいんですよ」
そして、使うのはイメージ力だ。
天とか、地とか、あらゆるものとつながって、
エネルギーをもらっているのだというイメージ。
「それも、難しいことじゃないんですよ。
すぐ隣にいる人が楽しそうだと、
こっちも楽しくなるでしょう。あれと同じ。
ハワイが好きなら、『ハワイ』の3文字を思っただけで、
身体が柔らかくなったり、するんですよね」
身体を変えるとなると、
苦しい訓練が必要なのだと、
私たちはなんとなく、思い込んでしまっている。
でも、誰にでもできる、
ハッピーな方法があるのだとしたら。
ぜひ、そっちを取りたくなる。
同じハッピーを獲得するなら、
ハッピーな方法で、獲得したいものである。
「今、私が教えているのは、気功と、
『カンフー・フィットネス』です。
簡単な動きを通して、力の出し方や、
身体のセンのつなぎ方を促すと、
身体が、喜ぶんですよ。とにかく楽しい」
70歳を過ぎた受講生が、
ひょいひょいと足を上げているという。
「私の教室に来ると、3日間は調子がいいって言われます。
おうちで毎日やってよ!って思うんですけど(笑)」
マインドの整え方も、少し教えてもらった。
相手から理不尽な扱いを受けたら、心の中で、
「この気持ちは受け取れないのでお返しします」
って唱えるのだそうだ。
この世界を見ているのは、他ならぬ自分の目である。
自分を整えれば、世界は変わる。
市子さんの世界も、市子さんの方法で、
どんどん、広がりを見せている。
「一時期、タイ式のマッサージを学びにチェンマイへ行ったり、
アロマを勉強してみたり、迷走もしてるんですけど(笑)、
やっぱり自分らしく、自信を持てるのは気功なんですね。
悩みごとって、過去か、未来のことじゃないですか。
それを忘れるために、みんな、がむしゃらに泳いだり走ったりする。
でも、『今』に集中する方法を知っていれば、
自分を痛めつけずにいられるんですよね」
過去への後悔。未来への不安。
そこから離れて「今」に立脚する。
「私は、通過点のひとつでいいと思ってるんです。
誰かが、身体を動かしたり、人生を良くしていくための、
きっかけになれればそれでいい。
身体を変えれば、気持ちも変わるし、
そうすればすべてが変わるんだよ!って伝えたい」
かつて、市子さん自身がそうだったように。
身体を動かしたらすべてが変わった、
市子さんは、その生き証人なのだ。
最後に、気功を教えていて、
どういう瞬間が幸せなのか、聞いてみた。
「そうですねえ……
……次に進もうかな、っていう顔をされた時かな。
できなかった動きができるようになった瞬間に、
その人の世界が、ふわあっと広がった感じがするんですよ。
それが見えた瞬間が、すごく、うれしいですね」
市子さんの表情が、
パソコンの向こうで変わるのがわかる。
市子さんは、ただ気功を教えてくれるだけの人ではない。
気功を通して、あなたの人生に、
寄り添い、立ち会ってくれる人なのだ。
(2017/12/24)
取材・文:小川志津子 さん
最後までお読みいただきありがとうございます!
インタビューしていただきながら自分の人生を振り返りました。
昔からあんまり変わっていないなー、
もっと成長してもいいのにとか思いましたよ.
でも何があっても楽しそうで、
なんかゆるいんだな私の人生。
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<SS健康法伝授会>
2018年1月の予定
1/8(祝) 10:00〜12:00 阿佐ヶ谷
1/9(火)13:00~15:00高田馬場
1/13(土)10:00〜12:00阿佐ヶ谷
1/19(金)10:00~12:00高田馬場
講座料:6000円(テキスト付き)
再受講:1000円(1回限り)
申込はコチラから
https://ssl.form-mailer.jp/fms/edd0572f533726
再受講:1000円(1回限り)
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