歴 2月2日(木)
 
今年も早、ひと月過ぎてしまいました。
でも、先月はそんなに無駄に過ごしてしまったとは思いません。
もちろん、できていないこともたくさんありますが、一応、
近ごろのわたしにしては、とても珍しいことです。
数値目標をたてたおかげかも。
 
大阪の朝日カルチャーセンターに行きました。
「高句麗史」の学習です。
向かう途中で、偶然、先生にお会いしてしまいました。
そこから、センターまでご一緒させていただいて歩きましたが、速い!
付いて行くのに必死。
わずか十数分ほどの距離なのに、息切れするほどでした。
日常的にもっと歩く暮らしを取り入れて行かなければと思います。
でないと、3月末の中国が心配です。
 
 
こんな本を読み始めました。
平谷美樹 「風の王国」。
幻の王国「渤海」を舞台にした歴史小説です。
歴史小説を書こうとする場合、当然のことなんでしょうが、
単に概念としての歴史を知るだけでなく、
その時代の具体的なことを知らなければだめなんですね。
その時代の衣食住に関することはもちろん、町のざわつきや空気、匂いまで。
もちろん、作者の想像の部分もあるでしょうが、そこにしっかりとした裏付けがないと
説得力は生まれてこないと思います。
自分自身がその時代の中に入る感覚がなければいけないでしょうし。
この作者のような方は、何も残っていないような荒涼とした遺跡の上に立つだけで、
そこに町や人々のざわめきを、さっと浮かび上がらせることができるのでしょうか。
うらやましい。
 
それにしても、あらゆる資料を駆使して、よく調べてはるなあと思いました。
わたしは、まだ、昨年末に決心した渤海史の勉強を予定の10分の1程度しか、
進められていません。
それだけで、あっぷあっぷしているのに。
この作者、尊敬します。
 
「風の王国」は10巻まであります。
まだ、1巻目の途中です。
長いですが、おもしろそうなので、ちゃんと読破できると思います。