12月14日(水)
京都新聞文化センター 「新羅史」の講座でした。
講師の先生が帯状疱疹で、かなりお辛そうでした。
痛み止めを服用されていたのですが、そのため、頭がぼーっとされるようで、
「はよ、帰ってお休みください」と言ってあげたい気分でした。
帯状疱疹って、かなり痛いんですよね。
どんな病気でもそうですが、やっぱり疲れているときに罹患してしまうようです。
お忙しそうだし、お疲れだったのかな。
で、今日の内容は、新羅第33代聖徳王代の外交政策についてのお話でした。
聖徳王は、その謚号が示すように、飢饉のときには米を与えることで民を救い、
善政をしいた王様だそうです。
当時の不安定な東アジアの中で、大国唐を初めとして、周辺の国々と絶妙なバランスを
保ちながら、国を守ってきました。
聖徳王の時代は、王権が安定し、新羅の全盛期とも言える時代だったようです。
わたしは、今、渤海についての本を読んでいるのですが、
渤海の建国期とこの聖徳王の時代とがちょうど重なる部分があって、
「ああ、そうやったんか」と納得するところがいくつかありました。
東アジア古代史の勉強を始めて1年ちょっとですが、
今まで点にしか見えなかったものが、ようやく少しずつ線としてつながり始めました。
知らないことが多い分、吸収しないといけないことも多くて、
今が一番楽しいときかもしれません。