7月23日(火)
先週の土曜日(20日)から、泉北の家に来ています。
この夏の2・3ヶ月は、こちらの家に居ることも多くなりそうです。
京都で行っていた孔子学院の中国語も瀬田の歴史講座も夏休みでしばらくはお休み。
中国語は、その間古巣でお世話になることにしました。
今日は、課本に入る前に老師が用意してくださっていた資料を見ました。
中国の老人権益保障法のお話です。
「なんでわざわざそんなことを法律で決める必要があるの?」とたぶん多くの日本人が思った
「子どもは頻繁に家に帰って親の面倒を看なさい」というあの法律です。
私も日本で報道された内容を見て、不思議に思いました。
頻繁に帰れって言うけど、外国や遠方で働いている人はどうなるの?とか、
そもそも親孝行を法律で規制することが適切なの?とか思いました。
でも、今日の老師のお話をうかがって納得。
「常回家看父母」という規定は、この法律の重要部分ではなくて、
実際は老人の虐待防止法のようなものらしいです。
北京・上海のような大都市では、配偶者を失った高齢者は再婚するのが普通だそうです。
日本では考えられませんよね。
そうすると、財産問題が複雑になってきます。
中国では、若者の年収よりも高額の年金をもらっている高齢者が多い。住宅もある。
あてにしていた預貯金や住宅が、親の死後、自分のところに来なくなった子ども世代が、
親の再婚に反対するケースがすごく多いそうです。
この法律には、親の再婚を阻止してはいけないとか、書かれてあるそうです。
その他、ちゃんと医療を受けさせなさいとか、書かれてあるそうです。
ふうん、中国の高齢者は再婚するんだぁ~
日本と中国のちがいって、おもしろいなあ、と思いました。
私は、夫なんか、ひとりでじゅうぶんやと思うけどなぁ~