追記:1月9日
完治報告:1月15日
私の帯状疱疹
2024年1月1日
皆さん、あけましておめでとうございます。
今日も仕事の女房を職場に送り届け、帰りに「滝の宮公園」に立ち寄りました。冬になり、寒さで散歩の山登り(公園の林道、展望所)もさぼっていましたが、久しぶりの公園大池には鴨たちが帰ってきており、ほとんどが「ほしはじろ」(赤い目に白い羽根)のなかに、黒一色の「おおばん」も一羽、なつかしい姿を見せてくれました。
今日は、ここ10日あまり悩まされた帯状疱疹がほとんど治ったので、備忘録として経過を記録しておこうと思います。
発端
週2回のボーリングを楽しんでいますが、退職以来6年続けているボーリングもなかなか上達しないので、年末にボールを更新して、14ポンドから12ポンド(5.4kg)に軽くして、扱いやすくしました。これまで、ボールに振り回されていたのを、格好よく振り上げて回転をかけるのです。ところが、ボールが曲がりすぎて、コントロールができません。そこで、12月15日の金曜日、リーグ戦の3ゲームで惨敗したので、居残りで3ゲーム練習しました。スコアを190まで上げることができました。しかし、これが良くなかったようです。
いつもなら、ボーリング後は少し腰痛が残り、次のリーグ戦までに自然に治るのですが、今回は不思議と腰痛がありません。翌週20日の水曜日、リーグ戦のあと右ひざ周りの筋肉痛を感じました。ボールが軽くなり、フォームが改良されたので、腰にかかる負担が少なくなり、その代わりボールをリリースするときに踏ん張る右足に負担がかかったものと思いました。
第1日(20日)
その夜、右ひざ周りの軽い疼痛で、熟睡できませんでした。
翌日の昼間は歩行に支障はないので、筋肉痛は自然に治ると思い、様子を見ましたが、その夜も眠れず、翌日近所の薬局で温湿布(フェイタス5.0)を買いました。
第3日(22日金)
湿布薬を張り付けるとき、右ひざ上の患部のどこに貼るべきか迷いました。太ももの筋肉の表側か裏側か、痛いポイントがはっきりしないのです。とりあえず、表側に貼りました。この時、太ももの内側に3個の赤い湿疹を見つけました。てっきり家ダニに噛まれたものと思い、次は殺虫剤を買う必要があると考えていました。
風呂に入る前に湿布をはがし、入浴すると、筋肉痛が消えました。血液の循環が良くなると痛みが消えるようです。入浴後、湿布薬を今度は膝の裏側に貼り付けました。
夜中に湿布を剥がして様子を見ると、しばらくしてまた疼痛が始まったので、今度は膝の左側に貼り付けました。この時、湿疹の範囲が10cm程度の長さに拡大しているのに気が付きました。
この時、「帯状疱疹では?」との疑問が少し湧きあがりましたが、コロナワクチンを打っていないので、まさか自分に帯状疱疹はないだろうと打ち消しました。
第4日(23日土)
風呂上がりに、膝の上、表側に湿布を張って寝たところ久しぶりに熟睡できました。
第5日(24日 日曜日)
やっと明日は病院が開くので、念のために病院へ行ってみようと、むかし通院した事のある皮膚科をネットで調べると、なんとネット予約ができるのです。そこで早速翌朝の空き時間に予約しました。
第6日(25日)
朝、湿布を剝がしたとき、湿疹が増えていました。10cm長さの湿疹はそのままで、その周り、膝の裏側、足首、腰の周りと計8か所も増えています。面白いことにすべて体の右側です。腰にできた湿疹も、背骨の右側だけです。
病院での診断
先生は、患部を一目見るなり 「帯状疱疹ですね!」とあっさり診断。念のために検査キットで確認してくれました。約15分後に 「私以外の医者に見せても、100人中 99人が同じ診断でしょう。」 と断定してくれました。 ボーリングによる筋肉痛、湿布薬による副反応は、笑って否定しました。
看護師が、赤い斑点が水ぶくれになり、ただれた後かさぶたになり治癒するが、運が悪ければ神経痛が残ることを、ハンドブックで説明してくれました。
隣の薬局で処方されたのは4日分の、抗ウィルス薬と鎮痛剤+胃腸薬
抗ウィルス薬:アメナリーフ錠 729円/日 朝食後服用
鎮痛剤:ロキソプロフェンNa 18円/日 朝、昼、夕食後
胃腸薬:レバミピド 料金は鎮痛剤に含まれる
(料金には薬局の手数料14~18%は含まれていません。診察料は別料金。)
抗ウィルス剤は、7日1セットで、次回3日後再診までの数量処方
鎮痛剤は、以前頸椎の椎間板ヘルニアでロキソニンを長期処方された経験あり。強い薬で胃がやられるので、胃腸薬と同時服用。
第9日(28日)
抗ウィルス錠は、まじめに服用しましたが、ロキソニンは自主的に朝晩の2回だけ服用しました。知人が、真面目に一日3回服用して、帯状疱疹が治る前に胃腸炎になった例を知っています。痛みがなければ、出来るだけ服用しないほうがいいのです。
診断結果
湿疹の一部にかさぶたが出来て、回復傾向が確認できたので、予定通り残り3日分の薬を処方してもらいました。鎮痛剤は、朝夕2回だけにしてもらいましたが、実際は自主的に、昼間少々痛いのは我慢して、夜だけにしました。夜は疼痛で熟睡できないのは困るので・・・。
2回の通院で、診察料と薬代で 9,420円。これでも3割負担なので、高い医療費です。正月明けに最後の診察にいきますが、完治していることを祈るばかりです。
第13日(1月1日現在)
ほとんどの湿疹の頭にかさぶたが出来ており、すこしかゆみはあるものの、痛みはほとんどありません。
昨日抗ウィルス剤を飲み終えたので、あとは湿疹が消えるのを待つだけです。たぶん、今の様子では1週間以内に消えるでしょう。
追記
たまたまロキソニンは経験があったので、自主的に飲む量を減らしましたが、強い薬なので鎮痛効果は強力だが、胃腸には悪影響を与えることをもう少し丁寧に患者に知らせる必要があるでしょう。
いまテレビなどで、「帯状疱疹にはワクチンもあります。」 と言うコマーシャルがありますが、苦笑してしまいます。私自身、約20年前に1回「り患」しており、2回目です。ワクチンが効果あるなら、私など「り患」しないはずです。コロナワクチンで免疫力が低下して、多くの人が帯状疱疹で苦しんでいますが、テレビなど大手のメディアでは一切報じません。何故? かれらの大スポンサーが製薬会社だからです。
コロナ騒ぎのあと、日本政府と医者には不信感を持っており、まずは自分で調べて対応し、それでもうまくいかない場合は医者に頼るようにしていますが、今回は湿疹の拡散に気が付いたのが金曜日の夜だったので、初期対応が遅れたのが残念です。湿疹の前に現れる神経痛を筋肉痛と判断したのは、やはり素人の判断でした。
追記2(1月4日 第16日)
正月明け、最終確認に病院に行きました。
結果は、「順調に治っていますね。痛みはどうですか?」
私 「痛みはありますが、昼間は我慢できる程度なので、薬(ロキソニン)は夕方だけにしています。」
医師 「薬はまだ残っていますか? 薬を出しましょうか?」
私 「薬は8回分残っています。もう必要ありません。 ところで、あとどのくらいで治りますか? 運動を始めても大丈夫ですか?」
医師 「治る期間は、人によりますので言えません。 運動を始めても問題ありません。」
病院は、正月明けで超満員の待合室でしたが、予約患者優先で10分足らずで完了しました。
発症から16日、湿疹を確認してから14日で峠を越えました。あと1週間程度で湿疹の痕は消えるでしょう。ピリピリする神経痛はもう少し長引くかもしれません。
結局、病気は本人の体力、免疫力で治すもので、医者はただそのサポートをしているだけであることを再確認しました。本日の診療費380円、3回の診療費、薬代で合計9,800円かかりました。抗ウィルス剤が予想外に高価でした。治療費が今持っている生命保険の項目に入っているか確認しようと思っています。
追記3(1月9日 第21日)
湿疹は、かさぶたがほとんど取れて、順調に治っているようなので、昨日は一日一回の鎮痛剤(ロキソニン)の服用をやめて、これで痛みが無くなっていれば、完治宣言しようと思っていました。
しかし、残念ながら夜中に右太ももと腰に痛みが出て、熟睡できないので、温湿布(フェイタス5.0)で痛みを緩和しました。夜中に空腹状態でロキソニンを飲むと胃を壊すので、温湿布を使いましたが、翌朝血圧を測ると180を超えていました。湿布薬も強力です。1月7日の夕食後ロキソニンを服用してから8日の24時頃に痛みで目が覚めたので、我慢できない痛みを防止する効果は最長28時間程度の様です。
今日は、2ヶ月ごとの高血圧の処方箋を貰うために病院に行ったついでに、ロキソニンも処方してもらいました。10回分を要求したところ、「この病気は長続きしますよ」と、21回分の処方箋を出してくれました。痛みが無くなったらいつでもやめていいとのことです。一日一回、寝る前に服用との処方ですが、夕食後に飲むことにします。皮膚科の先生の処方を優先します。
最終結果:私の帯状疱疹は、湿疹がほぼ完治するまで3週間かかりました。その後、神経痛の完治まで3週間以内で終わってほしいものです。その頃には、湿疹の痕もなくなっているでしょう。
人によっては、気候によって痛みが出てくることもあるようです。(帯状疱疹後神経痛)
完治報告(1月12日 第24日:完治)
12日は、朝のボーリングリーグ戦、夜の安眠に備えて、朝夕、ロキソニンを服用し、翌日から薬を断ちました。13日、14日と就寝時、特に厳しい痛みもないので、これで帯状疱疹は完治したと判断します。ロキソニン(ロキソプロフェンNa)のような消炎鎮痛剤は、痛みを和らげるだけで、病気の根本治療には役に立たないばかりか、むしろ常習すると体に良くないので、こらえ切れない痛みがない限り早くやめるほうがいいのです。時々、軽いめまいを感じるのも気になりました。たぶん、ロキソニンの副作用だと思います。
結局、内科で追加処方してもらった21回分の鎮痛薬は、17回分余りました。いつも高血圧の処方箋を貰っている行きつけの医師ですが、現代の医師はこの程度でいい加減なものです。
― 以上 ―
「瀬戸内・田舎暮らし」《目次》