狂気の e-Tax(その2)
2022年2月17日
今年も憂鬱な所得税確定申告の季節がやって来た。
昨年 e-Taxを初めて使い、その使いづらさに辟易としたが、その手順を残しておいたので、今年はマイナンバーカードとカードリーダーも準備して万全の体制。
と思ったが、甘かった。
Google Chromeを使ってマイナポータルを立ち上げたので、所得税計算からデータ送付まで一通で行えた分は昨年より進歩したが、システムの使いにくさは相変わらず。結局、すべてのデータ入力が終わり、チェック用のファイルを印刷するまで、3時間たっぷりかかった。
そして、データを税務署に送信しようとしたら、何故かソフトがログアウトされていた。
また、初めから入力しなおして、そろそろ完成しかけた時、どこかのKeyを触ってファイルが消滅してしまった。
昼食で頭を冷やし、再度慎重に入力し、データ一時保存までしたあと、やっと送信完了。
結局4時間余りかかった。気が狂いそうなシステムだ。
(余談)
(昨年のメモを、少し追記してそのまま添付します。)
しかし、役所の書類はどうしてこうも複雑なのだろう。
この書類を作成するためだけの専門家がおり、彼らを食わせるためのシステムとしか思えない。MMT(現代貨幣理論)からすれば、税収が無くても国家は貨幣を印刷でき、それで財政支出・国家運営ができる。インフレ防止のスタビライザー(安定装置)として法人税と、高額所得者だけから税金を徴収して、貧乏な一般市民からの税徴収はやめたらいい。もちろん、消費税などはもってのほかで、さっさと廃止すべきだ。
しかし、金持ちはたとえばSoftbankはわざと赤字収支にして税金を払わないし、竹中平蔵などは、1月1日に国外に転居して住民税を逃れているという。ずる賢い連中は、合法であればいろいろな抜け道を考える。こんな連中と、国が知恵比べをすればいい。まじめに働く薄給の庶民から税金を巻き上げるために複雑な税制を運営するのは経費の無駄だ。
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