事実と真実

2022年1月21日

 

最近、テレビドラマや新聞で、「事実と真実」を区別する場面に出くわした。

 

広辞苑で調べてみた。

事実とは「真実の事柄。本当にあった事柄。」

真実とは「嘘偽りのない、本当のこと。まこと。」

 

これでは区別できない。ほとんど同じことのように思える。

そこで、「事実はひとつ、真実は人の数だけある」とのテレビドラマの表現を参考に、定義してみた。もちろん、これは脚本家によるひとつの考え方だと思うが、広辞苑より生きた表現と感じられる。

 

事実とは、「客観的に証明できる、たったひとつの本当の事柄。」

真実とは、「人の五感のフィルターを通して解釈された事柄。人の数だけ真実は存在する。」

 

 

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