桜吹雪の公園散歩

2021年4月3日(土)

 

一昨日の花見で気に入ったので、今朝は自宅から歩いて滝の宮公園に散歩に出かけた。いつもなら、景色を記録するためスマートフォンを持ち、喉が渇くだろうとペットボトルを持ち、ついでにコンビニに寄るかもと財布を持ってついつい荷物が増えるが、今回は散歩に徹するため自宅の鍵だけをポケットにいれて出発した。

 

日焼け防止にマスクをしたが、息苦しいので直ぐに外し、10分で公園入口に到着。土曜日の朝だが、公園の駐車場はまだ満車になっていない。大池をまわって、第二展望台入り口の登山道を目指す。登山用の階段を上り始めると、すぐに腿が悲鳴を上げる。最近運動不足で、階段を使うのは自宅の2階に上がる時だけ。ボーリングをした後は、偏った筋肉だけ酷使するので必ず右の脇腹が筋肉痛を起こす。山登りで全身運動をすると、体がほぐれて筋肉痛も解消することを期待する。

 

急な斜面で手すりはあるが階段が高くきつい。もう十分な汗をかいている。途中木立の中の日陰はいいが、平坦な道に出ると時々黒っぽい大きな蜂がホバリングしている。近くに巣があるのかもしれない。数メートル道案内してくれるが、迷惑この上ない。12分で山頂に到着。すぐそばに第二展望台がある。そこでひと休み。

 

第二展望台からは、新居浜市の東側が一望できる。ひと休みして稜線を歩き、第一展望台に向かう。金子山の突端にある第一展望台からは、海岸線の住友化学の工場群が一望でき、正面の燧灘(ひうちなだ)20㎞ 沖合には四阪島が見える。さらに右側(東側)には、数年前釣り船で遭難した魚島も見える。数日前の黄砂も落ち着き、春霞の島影は比較的はっきり海に浮かんでいる。

 

帰りは車道を通り、ゆっくりと下る。あまり若くもないおっさんがマウンテンバイクで上ってきた。正平さんでもあるまいし、ご苦労なことだ。山道ですれ違う人たちはでマスクをしている人は3割程度、感心だ。もし運悪く自粛警察のオッサンにマスクをしていないことをとがめられたら、「今朝のニュース見ていないのですか。菅総理がマスク解放宣言を出しましたよ。」(ウソです。でも毎日感染拡大と大騒ぎするテレビの大噓よりはましでしょう。)と逃げようと思っていたが、そんな人には出会うことなく、むしろすれ違いざま「お早うございます。」の挨拶、さすが新居浜の人たちは大らかでいい。

 

公園まで下りてくると、春休みの子供を連れた家族が花見の場所を探している。桜は、1日に来たときは満開で散り始めたばかりだった桜が、今日は50%程度散り、駐車場は桜の花が敷き詰められている。桜の命は短い。帰りの道すがら、桜吹雪の中を散歩することになり、なかなか悪くない趣向だ。

 

自宅に戻ったのが出発してから1時間15分後、脇腹の筋肉痛も、少しほぐれた気がする。

運動不足解消に、週一回くらいは山登り散歩もいいかも知れない。

 

(写真は、4月1日の満開時のものです。)

 

 

 

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