MMTはポストケインズの理論と呼ばれる。

MMTの信奉者としては、オリジナルのケインズの理論を読んでみようと、ケインズ全集7「雇用・利子および貨幣の一般理論」を読んでみた。いや、読もうとした。

 

MMT(現在貨幣理論)は、経済学初心者の自分でも理解できた。

しかし、ケインズの本はお手上げです。全く理解できない。

 

原因は、翻訳者の日本語にもよると思う。

直訳で、「これが日本語か?」と思える表現が多く、全く頭に入ってこない。

 

昔、環境問題が華やかな頃、「大気」「水質」の国家試験を受けようと勉強したとき、「分析」の章で様々な分析用化学品の名称を覚える必要があり、脳がゲートを閉じて理解するのを拒否したことを思い出した。結局試験は受からなかった。

 

ケインズの経済学に様々な数学の公式が出てくるが、わざわざ訳のわからない公式を作成する意味もわからない。

かりにも工学部機械工学出身で、数学には自信があるが、それでも理解不能です。

 

経済学は、元来、現実の経済を表現できておらず、理論のための理論に思え、哲学者のマスターベーションではないか?

こんな無意味で難解な学問に付き合わされる大学の経済学部生には、ご愁傷としか言いようがない。

 

令和2年1月12日

脳味噌の弾性を失った定年老人

 

 

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