12月8日
 
今朝の気温は22℃。
先週、公式に釣り禁止令が解除されたので、一ヶ月ぶりに北のフェンスに向かった。満潮の6時半ごろ海に入ると、水が冷たい。3mmのウェットスーツでも、腰まで水に浸かって歩くと冷えてくる。
リールの調子が悪く、分解しては組み立てる作業を繰り返していたら、シマノのリールの構造に詳しくなった。しかし、どのギヤーの噛み合わせが悪いのかわかっても、うまく直らない。たぶん、修理に出せば、部品を一部交換して直してくれるのだろうが、サウジにいる限り無理だ。いつも使っていたリールが壊れて以来、一度も釣果が無い。
昨夜、Kさんがいいリールを貸してくれたので、久しぶりに道具がそろった。
635分、第一投目、早速アタックしてきた。しかし、水しぶきだけで空振り。GTは捕食が下手なのはわかっているので、あきらめずにキャスティングを続ける。南の岩礁と比べて、魚影の濃さを感じる。今日は黄色のドラドポッパーを持ってきた。
そして、15分後に2回目のアタックが来た。今回はしっかりヒット。久しぶりのGTの引き。リールがいいので安心してドラグで糸を出す。軽いので、大物ではなさそうだ。それでも2分程度かけて浮かせた。しかし、すぐ目の前まで浮いてきても、まだ逃げようとする。
ドラグが出て行くのと、巻き上げるスピードがバランスして、一進一退。ドラグを無茶に締めこむことはせず、玉網が届く範囲まで慎重に巻き上げる。浮いているので、もう岩陰に逃げ込む心配は無いが、立っている岩礁の上を逃げ回り、体が一回転した。深さが臍のあたりまであるので、時々足元がふわっと浮き上がり、体を安定させるのが難しい。
以前、同じように魚が浅瀬に上がりこみ、体が一回転したとき、あわてて竿を放り出し、素手で糸を手繰ろうとして大物のコガネアジに逃げられたことがある。あとで、パニックで馬鹿なことをしたと反省したが、今回は慎重にタモに取り込んだ。50cm直径のタモからはみ出す大きさだが、あまり大物でもなく、刺身サイズ。(実寸、60cm3kg
 まだ銀色の体色は子供GTだ。  
(60cm、3kg)
イメージ 1
 
10月末以来、久しぶりの釣果にうれしくなり、しかも木曜日で時間も少ないので、20分で早々に引き上げ。考えてみると、ドラドポッパーでの初めての釣果になる。かつて8本のドラドポッパーを持っていたが、今は2本しか残っていない。リールが壊れて以来、安物の予備リールを使っていたら、ヒットするたびに切られて、結局6本無くした。(11,000円の損失) 
まだ生きのいいGTが冷蔵庫の中で暴れるので、台所でエラを切り、血抜きしてご臨終。
明日は、また釣れるかもしれないので、明日の晩に久しぶりに刺身パーティーの予定。
 
(追記)
今日の酢飯はうまくできたので、記録。
ご飯硬め3合(水は炊飯器の水位から5mm低め、米のレベルより少し高い程度)昆布だし3倍濃縮液を少し入れて炊く。
米酢   80cc
砂糖   30cc
塩     10cc
柚ポン  少し
炊飯器のメジャーカップで計量し、コップに入れてかき混ぜ、しばらく置くと透明になる。
炊きあがったご飯に混合酢を入れて素早くかき混ぜ、広い皿に移して、うちわであおぎながら冷ます。
出来上がりは、おこわの食感。海苔で巻いただけでも旨い。
 
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