9月29日(木)
北のフェンスは、岩礁近くに目印があるので、ほとんど迷わずにいつもの場所にたどり着くことが出来る。いつもは、直径1m足らずの一個の岩が顔を出しているが、今日は満潮直前で、岩の先端の二つの突起だけが顔を出していた。形は上を向いたおっぱい。

いつものように6時にキャスティング開始。
最近、ペットボトルエクササイズが効いたか、ヘルニアの腕の痛みがほとんど気にならない。


昨日、リールの巻きを調整したので、若干ゆるめになっていたので、少しいやな予感がし、軽くキャスティングしたつもりだが、1投目でガクッとショックがあり、大きな糸の縺(もつ)れた塊が出てきた。解こうとしたが、手に負えずラインをカット。10m PEラインが短くなり、リーダーの結び替えで5分のロス。

今日は、腰までの深さがあり、少し波もあるので、ポッパーは無理かとあきらめていたが、20m程度の沖でバシャッと波しぶきがあがった。しかし空振り。残念と思った瞬間、もう一度バシャッとしぶきが上がり、今度は
ヒット!


GTの引き。ロッドエンドを腹のポーチに当てて、まず時間を確認。612分。ちょうど日の出の時間。「よし!やるぞ!!」と思ったとたん、ふっと軽くなった。また切られたかなと思ったが、ドラドポッパーは無事帰ってきた。フックが十分に掛からなかったようだ。

明るくなったら、あまりポッパーは期待できないので、640分にメタルジグに変更。60m先の海底近くまで沈めて、ジギングをしながら引き上げる。根係りの危険と隣り合わせだが、地球を釣ったらあきらめるだけ。

ちょうど7時に、よそ見をしていたら、ジグが完全に底に届き、巻き上げようとすると抵抗があるので、根係りと思ったが、竿がしなりながらも巻き上がってくる。ユカタハタのような根魚の感覚。ドラグを逆転させるような引きの強さはないので、一気に巻き上げた。

上がってきたのは40cm級のブルーフィン(カスミアジ:実測38cm)。
刺身にはちょうどいい大きさだが、最近毎週刺身を食べているので、3枚におろすのが面倒くさい。

会社に出勤して、インド人の秘書に「魚いらないか?」と言うと、ほしいというので、「取りにきたらやるよ。」と、あてにせずに、とりあえず約束した。
 

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