7月22日(金)
今日は久しぶりに楽しむことができた。
昨日は、初めて1mを超えるGTが上がったので、仕事から帰って、久しぶりに夕方、日が沈むまでの1時間半、そのGTが上がった場所でPopperを投げてみたが反応なし。
今日は、GTに竿を折られたという、北のフェンスに行ってみた。
今日も一番乗りで暗いうちに海に入ったが、薄暗い岩礁に人の影、それも5人くらい規則正しく並んでいる。先を越されたかと近寄ってみると、干潮で干上がった岩礁に岩が顔を出していた。やはり一番乗り。夜明けの30分前からキャスティング開始。
3投目に、バシャッと水しぶきが上がり、ポッパーに飛びついてきたが空振り。
やはり、いる!
60m程度投げ、ゴポッゴポッと水しぶきを上げながらPopperを引き寄せる。20m程度の近くまで寄ってきたところで、またバシャッとポッパーにアタック。また空振り。GTは目が悪いのだろうか。しっかり食いつけよ!
また5分ほどしたら、今度はしっかりHit!!
大きい。ドラッグが鳴り始める。ずいぶん忘れていた感覚。7か月ぶりだ。
ロッドエンドを腹のポーチに固定して、気持ちを落ち着けるために時計を見る、5時34分。3度目の正直でヒットした。
巻いても巻いてもドラッグが出て行く。しかし、ラインは180mあるのでまだ十分余裕がある。あわてることは無い。ロッドのしなりを楽しむ。たぶん、自己記録更新だろう。しかし、一向に近付いてこない。巻くのをやめると、ラインがまだまだ出て行く。
約2分経過、残念無念!ロッドが急に軽くなった。バレた。
巻きあげると、10号のフロロとサルカンの結び目からフロロのリーダーが消えていた。虎の子のPopper Dorado 14Fとワイヤーまで持っていかれた。フロロは、結んだあと、アロンアルファで固定していたが、それでも駄目だった。
これだけの大物になると、全てが完璧でないと上がらないようだ。次は、直接ワイヤーをリーダーにしてみよう。
気分を取りなおし、予備のPopperに交換。
先週、足もとに流れてきた。数週間海を漂っていたらしく、海草まで付いていたが、きれいに掃除して、赤白の絵の具で化粧しなおして、フックを新品に交換した。
投げた途端、また水しぶきが上がったが、また空振り。
ポッパーの形も、ワイヤーがあってもなくても関係ないようだ。
結局、日の出までの30分で、6回攻撃を受けたが、空振りばかりで、ヒットしたのは一回だけ。しかし、フローティングルアーは、魚が水面に飛び出して攻撃してくるので、視覚でも楽しむことが出来る。
5時55分、背中の地平線から太陽が顔を出した。
そのタイミングでポッパーを投げたら、先端が糸に絡まり逆立ちして、水しぶきを上げることが出来ず、沈んでしまった。回収してやり直そうとしたら、いきなりヒット!
しかし、今度はすぐに外れた。巻きあげてみると、前方の3本フックの2本が伸び切っていた。このフックは弱すぎる。
陽が上がってからも、1時間半粘ってみたが、いつものように全く反応なし。
朝マヅメの30分間楽しませてもらったので、今日は良しとしよう。
ところで、ここ一ヶ月、テレビの日本語放送が映らない。
誰も文句を言わず、あきらめているようだ。2週間前に直接連絡先の電気屋に電話してみた。「誰も文句を言っていませんよ。」「あきらめているだけです。」「では、見ておきましょう。」
そして…、一向に状況は改善されない。
おかげで、この期間にレンタルビデオ13本を観て小説5冊を読んだ。
iPodのレンタルビデオは、いいものをそろえている。「君が踊る、夏」「ノルウェイの森」「ダウンタウンヒーローズ」がよかったが、特に、黒木瞳の「化身」は制限時間の48時間の間に何回も見た。これはお宝映像だ。日本に帰ったら、レンタルではなくDVDを買いたい。
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