7月8日(木)
 
毎日が、あっという間に過ぎてゆく。昨年末、帰国できると思って、有り金はたいて家を買ったのに、まだサウジアラビアにいる。そして、半年、すでに夏になっている。この調子で、来年の今頃もまだここにいたりして…
 
 
2週間坊主で、もう釣れる気がしない。滑り止めに、テーブルサンゴに片足を乗せ、6時前からキャスティング開始。ダイバーに怒られそうだ。いつものKTMの3人組はすでに釣っている。少し波があるにもかかわらず、100m余り沖に数十頭のイルカの群れがやってきた。今日も嫌な予感。
 
(イルカの群れの1頭だけ写真におさまってくれた。)
 
イメージ 1
 
 
6時半には、3人組はさっさと帰っていき、今日は寂しく、ひとりだけ。
ラパラのミノーを試してみて、反応なし。RV(レンジバイブ)は残り少ないので、バラクーダに持っていかれないように先端10cmのワイヤーを付けているせいか、反応が鈍い。久しぶりに、いままで全く実績のない、黄色のZV(ザブラバイブ)をワイヤー無しで試してみる。
 
ラパラのミノーの釣果が悪いのは、軽いプラスチックで、表層だけしか攻められないからかも知れない。今日は、思い切って底を狙ってみる。根掛かりしたらあきらめよう。2080mmのメタルバイブレーション、ZVを50mほど沖に投げて、時計で20秒カウントする。たぶん、20m程度の深さまで沈むはずだ。そこからリールを巻き上げる。次に30秒、そして40秒。40mもの深さはないはずなので、たぶん底についている。しかし、問題なく巻きあがる。底が砂地なのかもしれない。
 
655分、久しぶりのHit!!
すぐ近くまで巻き上げてからヒットしたので、すぐに上がってきた。40cm程度の小さなコガネアジ、ドラッグが鳴くこともない。竿先まで引き上げて、さて、腰にさした玉網で確保しようとしたら…  ナンダコリャ!  タモが紛失しないようにセットしているスプリング付きのひもが腰にぶら下げたビクに絡まって玉網が抜けない。
 
左手で竿を固定し、右手で何とか玉網を抜きだそうと悪戦苦闘していたら、無情にも、水面で暴れたコガネアジのフックが外れて水中に消えてしまった。バカヤロー!と叫びたいところだが、自分に跳ね返るだけ。意気消沈。
 
710分、2回目Hit!
今度こそは上がってちょうだいよとの祈りもむなしく、数m巻き上げただけで外れてしまった。小物は、ルアーをしっかりくわえていないので、身体の外側に軽く引っ掛かっている場合が多く、外れやすい。
 
320分が満潮だったので、今日は潮がいいようだ。
757分、久しぶりの手ごたえ、ドラッグが鳴き出した。Hit!!
コガネアジだろう。上がってくれよと祈りながら巻き上げて、あと10m程度まで来てバレた。あ~あ! ぼろフックめ!  フックに八つ当たりしても仕方がないが、このところあまりにもバラシが多い。
 
立っているだけで汗が出てくる。
朝から30℃、かなり湿度が高いようだ。水は持ってきているが、陽が高くなると熱中症に注意する必要がある。8時半で終わりにしようと、ほぼあきらめムードで、深さをカウントするのも忘れて漫然とキャスティングしていたら、820分、本日4回目のHit!
 
3回目と同じくらいの引き。たぶんコガネアジだろう。もう神頼みもやめて、ただ淡々と引き上げ、やっとタモで回収。難産の上、3週目でやっと釣果。そのまま、タモに入れたままで岩礁をあとにした。明日の晩は、久しぶりに刺身と、竜田揚げにでも挑戦しよう。
 
44cm、1.0kgのコガネアジ)
 
イメージ 2
 
 
今夜はKAEC見学会。
さてKAECとは何でしょう。次回、ご紹介します。
 
 
今年の釣果
9枚  アジ類
6本  サバ類
7ハイ  イカ
2匹  外道
 
 続・紅海釣り日記」《目次》へ戻る