6月17日(木)
 
久しぶりによく潮が引いている。
遠浅の海岸が100mくらい干上がって、約300m沖合の釣り場まで簡単に到着。今日はいつものKTM3人組が既に釣っており、533分にキャスティング開始。
 
先週、先々週と、バラクーダらしき魚に糸を切られ、高級ルアーを持っていかれたので、今日は、フロロのリーダーの先に、10cm黒いワイヤーを付けてみた。これなら噛み切られることはない。従来の50cmのワイヤーリーダーよりは、少しは食いがいいだろう。
 
釣り初めて5分後、もうHit
軽い。サバだろう。これまで何度もバラしているので、今日はなんとか上がってほしいと祈りながら巻き上げる。佐々木小次郎のように背中にさしたタモを外すのにモタモタしたが、やっと回収に成功。約30cm2条サバ。新しくおろしたレンジバイブ80ESのフックにしっかりヤスリをかけた効果が表れたのかもしれない。
 
久しぶりに焼き魚で夕食にするか。
先週まで、2週連続で天婦羅を作ったら、カロリーの取りすぎで1kg太ってしまった。ひとりで天婦羅をすると効率が悪い。ついつい食べ過ぎてしまう。
半身焼き魚で、残りは刺身にしてもいい。生姜のおろし金もある。
 
干潮で水位が膝下20cmくらいしかないので、ビクに入れたサバが十分泳ぐ深さが無い。ビクのナイロンロープを腰につけてキャスティングしていると、腰が引っ張られる感覚。ビクが岩に引っ掛かったかと振り向くと、ウツボが穴から顔を出し、ビクの網の上からサバの胴体にかみついている。
 
コノヤロウ!と引き離したが、胴にくっきり歯形が残っている。油断も隙もありゃしない。しかし、まだ料理には支障はないだろう。3mほど釣り場を移動してキャスティング再開。しかし、足元のビクが気になって、キャスティングのたびに確認していたら、面倒くさくなった。ウツボに食べられたら、夕食のおかずはあきらめよう。
 
しばらく当たりが無く、ちょうど630分、またHit
今度は少し引きが強い。今度は、丸々太ったサバが上がってきた、竿先で泳がせながら、背中のタモを取るのにもたついていると、今度は外れてしまった。フックが甘かったようだ。
 
気を持ち直し、キャスティングすると、また腰が引っ張られた。振り返ると、今度はウツボがサバの尻尾に噛みついている。半ばあきらめて、引き離すと、サバの下半身が無くなっていた。これでは料理にはならない。足元の岩礁の穴、どこにでもウツボは潜んでいるようだ。
 
ふと、キャスティングしたルアーを忘れていたことに気が付きあわてて巻き上げた。底に沈むと根掛かりしてしまう。すると、そこにHit
巻き上げると、40cmくらいのコガネアジが上がってきた。また背中のタモに手を伸ばしながら、今度は逃げないでくれよと思ったとたん、目の前でフックが外れて、アジは深みに逃げて行った。2回連続ヒットして、2回ともタモだしにもたついて逃げられた。ついていない。
 
7時半まで粘ったが、その後当たりなし。
癪なので、ウツボを捕まえようと、さっき出てきた穴に、下半身のないサバをぶら下げてみたが、敵もさる者、人の気配を感じて出てこない。5分であきらめた。
 
久しぶりのウツボの攻撃でした。
 
(今年の記録)
アジ類   8
イカ     7ハイ
サバ類   5
外道(タイ類)  2
 
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