5月20日(木)
いつも釣り始める時間が干潮・潮止まりのため、すこしゆっくり出て行った。ビーチの水際に、セキュリティーの車が止まっているので、手を上げて挨拶。
風はあまり強くないが、沖の岩礁には白波が立っている。潮騒が耳にうるさい。まだ潮は動いていないと思うが、これだけ波があると、案外釣れるかもしれない。
潮止まりを警戒したのか、今日は誰もいない。さびしく、5時50分にひとりでキャスティング開始。すると1投目からいきなりHit!
突然、猛然とドラッグが鳴き始めた。大物か!と思ったら、ドラッグを締めるのを忘れていた。泳がせながらドラッグを締めて、巻き上げると、軽い。サバだろう。しかし、10m程度の近くに巻き上げて、一回空中にジャンプしたとたんに外れてしまった。残念!
大物ではないので、あまりショックもなくキャスティングを続けていると、10分後にまたHit!
またサバだ。軽く巻き上げ、手元でごぼう抜きにして、タモを出そうとしたとたん、目の前で外れた。あ~!! 竜田揚げが逃げてゆく!
先日、初めて竜田揚げに挑戦して、いまいちの味だったので、サバなら竜田揚げにしようと思っていたのに…
しかし、その5分後にまたHit!
今度はアジか。引きが違う。しっかりフッキングしようと、竿を立てた途端、プツッと切れた。軽くなったラインを巻き上げると、またサルカンの結び目で切れていた。
先週、大物を上げたラインなので、結び目が弱くなっているかもしれないと思い、カットして結びなおして、アロンアルファで固めていたが、8号フロロがあっけなく切れてしまった。糸が弱くなっていたのか、それとも、アロンアルファで化学反応でもして、糸の結び目が弱くなっていたのか?
先週、小さい鯵を上げただけの、ほぼ新品のレンジバイブを持っていかれた。
朝っぱらから15分間に3回のヒットは景気がいいが、全部バラして、ルアーまで持っていかれては、さすがにショックで意気消沈。
予備のザブラバイブに取り換えてしばらく様子を見るが、食いが悪い。
それでも、6時25分にまたHit! またサバの手ごたえ。
今度は、無茶をせず、水中を泳がせながら無事タモで確保。竜田揚げ一丁上がり。

(久しぶりの2条サバ 39cm)
今回買ってきた玉網は、値段が高かった割には使いにくい。間口は50cmと大きいが、奥行きがあまりないので、魚を確保して、ビクに移すのに手間取る。やっと魚をビクに移して、タモに絡まったルアーを外したら、ラインが絡んでしまい、一度スナップで取り付けているリーダーを外して糸のもつれをほどいたら、手が滑ってルアーを足元に落としてしまった。
干潮にもかかわらず、今日は少し潮位が高く、膝まである。ルアーが落ち込んだ岩礁の穴の中にルアーは見えるが、手が届かない。身体を沈めて手を伸ばそうとすると、波で身体ごと飛ばされる。悪戦苦闘10分!結局ルアーを回収できず、予備のラパラのミノーに換えてしばらくキャスティングしたが全く駄目。今日は7時半で撤収。明日、波が無ければルアーを回収できるかもしれない。
たった1本のサバで、約3000円分のルアーを紛失。
今夜の竜田揚げは、高い夕食についた。
(追記)
YouTubeで、サバのさばき方を見ていたら、日本ではマサバ1本1000円から1500円するとのこと。今夜は3000円の新鮮なサバを食べることができると思えばいいか。
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