56日(木)
 
一番乗りを狙って410分に起床。
夜はゲゲゲの女房を見て、9時過ぎに寝るので、睡眠時間は十分。
ロンドン時間に合わせた日本語放送は、サマータイムのおかげで一時間早いため、夜更かししなくていい。(ちなみにサウジアラビアは、サマータイムがなく、日本より6時間遅れです。)
 
523分に海に入って、一番乗りかと思ったら、薄暗い岩礁にすでに人の影、K君のチーム3人は既にスタンバイしている。
 
今日は涼しい。
背中に朝日を受けながら、夜明けの紅海にルアーのキャスティング。
この自然は、手作りのリゾートではまねができない。
 
風も少なく、干潮の海は穏やかで、水位は膝までのため釣りやすい。しかし、波のない日はあまり釣れる気がしない。
 
640分ごろ、K君チームは帰り支度。これから出勤だろう。
その時、いきなりヒット。
強い引きで、竿が持って行かれそうになる。
きつめに締めたドラッグが、ジリジリと逆転する。
 
体重を乗せて、ぐっと竿を立てた途端、プツッと切れた。
はずみに、オットット3歩後ずさり。尻もちをつきそうになって、ひとり苦笑い。
 
5号のPEラインに、8号のフロロカーボンのリーダー。万全の自信があったのに、なぜ切れたのだろう。巻き上げると、サルカンだけが残っていた。
先週活躍した、赤白のザブラバイブが持っていかれた、無念。
 
フロロをサルカンに結び付けて、アロンアルファで固めた根元から切れていた。
先週、カツオをあげたので、リーダーが痛んでいないか、一応チェックはしてきたが、目に見えないダメージが残っていたのだろう。大物を釣ったら、リーダーは取り換えた方がよさそうだ。ドラッグも、きつく締めすぎたのかもしれない。
岩礁に一人だけになったので、今日はアジよりイカが食べたい気分、早々と中海に移動。
しかし、今日もアオリイカの当たりは全くない。
 
昔、気まぐれに小さなルアーを店頭で買ったが、使う機会がなかったので、初めて持ってきた。中海の小魚には効果があるかもしれないと投げてみた。
 
岩場の近くを狙うと、4、5枚の小さなタイのような魚が追ってきた。目の前で竿を横に振り、ルアーのスピードを上げてやると、タイどもが、小魚を逃がすものかと一斉に飛びついてきた。一丁上がり。初めてフエフキダイをルアーで釣りあげた。
 
ひょっとして、中海にもアジが紛れ込んでいるかもしれないと、今度は、レンジバイブに付け替えて投げてみた。またヒット。20cmあまりの小さなヨスジフエダイが、9cmのルアーに食いついていた。魚は獰猛だ。面倒なので、タモを使わず、魚をぶら下げたままビクに投入。
 
イメージ 1
 
(上:26cmのフエフキダイと5.5cmのミニ・ミノー)
(下:23cmのヨスジフエダイと9cmのレンジバイブ、ウロコを落としているので、模様が不鮮明。)
 
 
(今年の釣果)
アジ    4
カツオ   2
イカ    7ハイ
タイ    2
 
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