2月5日(金)
昨日今日と、最高気温26℃、過ごしやすい気温だ。早朝は17℃で少し涼しい。昨日は、朝から風が強かったが、今朝はほぼ無風状態。波はあるが、釣りにはちょうどいいかもしれない。
昨日のリベンジを近い、海岸に出ると、すでに南の岩礁に5人、北のはずれにひとり釣っている。金曜日は時間制限がなく、ゆっくり釣ることができる。釣り人口も少し戻ってきたのかもしれない。
7時過ぎからキャスティングを開始。北の漁場のO名人にヒット。体を半分水中に沈めながら巻き上げている。竿のしなりからみると、かなり大物のようだ。自分の釣りは一時中断して見物していると、突然、竿がはじけた。バレたようだ。遠くて顔は見えないが、名人の落胆は手に取るようにわかる。
目の前の20mから40mの沖合に、ナブラが立っている。鋭い尾びれを水面に出して、イソマグロ(たぶん)の群れが来ている。まるでテレビで見る、川を遡上するサケの群れのようだ。水面に出ている尾びれの高さは10cm程度に見えるが、時々20cmくらいありそうな大物も混じっている。
いつもなら時折小さな群れが目の前を横切って行く程度だが、今日は海全体を覆っている。もちろん、キャスティングの射程距離の範囲なので、その群れの中を横切るように何度もルアーを投げ込むが、ヒットしない。
時折、うねりがやってくる。膝から胸くらいまで、約70cm程度の波が、正面からぶつかってくるので、足を取られないように、岩礁の上でバランスを取る。完全にスポーツフィッシングだ。波乗りするわけにはいかない。
もつれた糸を直していたときに、波に打たれてバランスを崩し、ルアーのフックで指を突き刺した。全く、魚にはヒットしないで、人間にヒットしてどうする。
イソマグロの群れの中にキャスティングして、これまでヒットしたことがない。お互いに、「あれは本物の魚じゃないから、注意しろよ。」と警戒信号でも発しているのかも知れない。
そこで、シャローレンジのミノーに変えて、群れの中を引きまわし、時折しゃくり、引っかける作戦を実行。2、3回軽い当たり。たぶん、体をかすめているのだろう。ルアーを思いっきり引っ張ると、時々群れが、バシャバシャと水面で騒ぐ。
8時22分、ついにヒット。硬く絞ったドラッグが逆転する。イソマグロならごぼう抜きできるだろうと、ドラッグをすぐにロックして、巻き上げにかかった。しかし、数回巻いたところでバレてしまった。巻き上げたルアーのフックが無残にも変形して、ちぎれた肉片だけが張り付いていた。

(フックの1本が曲がった、ラパラのミノー)
どうも、釣りの腕にも問題がありそうだ。ドラッグを効かせながら、釣り具に無理をかけないで巻き上げる方法を考えなければならない。
9時になり、南の岩礁の5人がいっせいに引き揚げた。残りは北の3人だけ。9時半まで粘ったが、当たりはなく、二人を残して本日終了。
次週は3連休のため、小旅行で釣りは休止。
今年は、なかなか釣果が出ない。
今年は、なかなか釣果が出ない。
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