2月2日(火)

 

リーダーをフロロカーボンに代えて以降、確かに釣果は上がったように思う。しかし、大物が獲れなくなった。

 

昨年10月中旬に52cmのコガネアジを上げて以来、50cm以上のヒラアジが獲れない。以下は、ルアーを魚に持っていかれた失敗の数々。


 

11月にフロロカーボン5号のリーダーとサルカン(金属の接続金具)の結び目が抜け、12月25日にはビミニツイストで4号PE糸のラインシステムを初めて作り、オルブライトノットでフロロカーボンと接続したが、それも抜けてしまった。

 

フロロカーボンは、屈折率が水に近く、水中では見えにくいとの触れ込みで使っていたが、ナイロンより腰が硬く、結び目が滑りやすい。

 

これでフロロに見切りをつけ、ナイロンの7号糸をリーダーに使った。たまたま帰国したときに釣具店で「見えない糸」と黒く着色したナイロンを展示してあったので、そこにある一番太い糸を選んだ。

 

しかし、31日、年末の釣り納めでやはり抜けてしまった。仕方なく、ワイヤーに直接PE糸を結びつけたら、今度はPEが切れた。このときは、ワイヤーが短く、魚の鰭でPE糸が切れたものと思っていた。

 

それでも、正月明けの初釣りでまたナイロンで挑戦したら、今度はルアーの近くでナイロンが切れた。こんどは鋭い歯で噛み切られたようだ。

 

そこで、ルアーを直接ワイヤーに付け、リーダーに1mのナイロンをつけたら、今度はナイロンとサルカンの結び目が抜けた。

 

ついにナイロン7号糸にも見切りをつけ、ワイヤーとクッションリーダー(2.5mmの伸縮性の大きい極太ナイロン)で挑戦したら、ルアーを取り付けた金属フックが引きちぎられた。

 

最後の手段は、ルアーにワイヤーをカシメ金具で固定し、クッションリーダーと組み合わせたら、今度はPE糸が切れた。数ヶ月同じラインを使っていたので、劣化しているのに気がつかなかった。

 

幸い、ルアーとクッションリーダーは友人のダイバーが海底から回収してくれたが、大物にはドラッグなしのリールは無謀だと改めて反省。


 

さて、これまでの度重なる失敗の経験から、次の一手は;

 

1. 安物だが、以前使っていたドラッグ付のリール再登場。
2. 使い古したPEラインをやめて、予備の新品で巻きなおし。
3. ルアーは50cm長さの黒いコーティングワイヤーに直結。

 

本当は、帰国して新しいドラッグ付リールと、弾性のあるロッドを買いたいところだが、サウジアラビア滞在期間も限られている(たぶん)ので、手持ちの道具で最善を尽くすのみ。

 

イメージ 1
(どちらが値段が高いでしょう。)


 

(注記)
ドラッグとは、麻薬のことではありません。一定の力がかかると逆回転するリールで、大物がヒットした時には、その最初のショックを和らげてくれます。
 
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