1月28日(木)

 

7時36分、足もと10mくらいの近場でヒット。「やった!」と思う暇もなく、リールのすぐ近くで「ブチッ!!」とラインが切れた。PEの4号、かなり強いラインのはずだが、いとも簡単に切られた。数か月同じラインを使っていたので、劣化していたのかも知れない。これで連続7回、大物が獲れない。

 

今日の仕掛けは、ルアーに直接50cmのワイヤー(黒色ナイロンコーティング)を付け、2.5mmの伸縮ナイロンのショックリーダーでPEラインと結んだ。完璧だと思ったが…。

 

結局、たわみの少ない硬い竿先と、ドラッグのないリールで、魚がヒットした瞬間の強力な引きを吸収することができないようだ。ナイロンのショックリーダーが全く役に立たない。ワイヤーとショックリーダーごと、またルアーを持っていかれた。ただし、今日はラパラのミノーにしたので、最後のレンジバイブは残った。

 

朝、夜明けの少し前に海に入ると、すでにK君ともう一人が南の岩場で釣っていた。岩礁周りには白波が立っていたが、風のない浅瀬は、水温もぬるく、のんびりと歩いていると、30m程度南に三角のヒレが見える。またマダラトビエイが浅瀬で遊んでいるようだ。今日は追いかける暇がないと思ったら、すぐ目の前5m程度のところにももう一枚のマダラトビエイがいた。ヒレの幅は1m程度あり、マンタの次にダイバーに人気があるのが頷ける、優雅な姿をしている。しかし、3m程度に近付くと、バシャバシャと音を立てて逃げて行った。膝までしか水位がない。

 

7時5分頃に最初のキャスティングをした時には、すでにK君は大物と格闘していた。遠くてよく見えなかったが、竿のしなりと魚影から、たぶんカツオだろう。(スマガツオでした。)

 

結局、今朝は一回のヒットだけで8時に引き上げ、仕事に出かけた。しかし、ラインを切られたのが悔しくて、また仕事から帰って、4時半ごろ海に入った。今度は、これまでよく使ったラインの先端30m程度を切り、劣化の少ないラインで勝負。

 

南の岩礁には、5人が釣っていた、5時前、その中のTさんがヒット。かなり大きい。(70cmのナンヨウカイワレでした。) Tさんは先週も、朝、晩ともに釣果を上げている。今後はT先生と呼ばせていただこう。K君は面倒見がよく、彼ら釣り仲間を束ねているのでK会長と呼ぶことにする。

 

太陽が水面に隠れる10分前に納竿。足もとが暗くなる前に引き上げてきた。結局当たりなし。今月は、元日の1枚だけで終わりそうだ。明日朝に最後の期待。
 
続・紅海釣り日記」《目次》へ戻る