1月8日(金)

 

エイが空を飛んだ!

 

7時54分、今日初めてのヒット。しかし、あっという間に切られた。がっくりして糸を巻き上げていると、その糸を切られた、すぐ目の前の10m程度の沖合で、突然トビエイが1m程度飛びあがり、バシャッとまた水の中に消えた。

 

イルカでもあるまいし、エイが空中にジャンプするのを初めて見た。

 

このエイがヒットしたのだろうか。糸が切れて喜んで飛び上ったのか。エイは、ヒットすると重すぎて上がらないので、ラインを切る方が賢明だという。しかし、巻き上げた7号のナイロン糸は、ルアーのすぐ近くで切られていた。エイにそんな鋭い歯があるだろうか。

 

ヒットしたのはバラクーダかも知れない。たまたま近くを通ったトビエイが、糸を切ったばかりで興奮したバラクーダに驚いて、ジャンプして逃げたのかも知れない。この方が少し現実的だ。トビエイの名前の由来は本当に飛び上るところからきているのかもしれない。(トビとは鳶のことだそうです。)

 

いずれにしても、また正月早々、お気に入りのザブラバイブを持っていかれた。約1400円也。先週、初使用でコガネアジを上げただけで、資金効率が悪すぎる。

 

先週、2本のルアーを失くしたばかりなので、今週は少し改良してきた。ドラッグのついていないリールの悲しさ、大物がヒットすると、そのショックでプツッと切られやすい。そこで、ショックアブソーバーに2.5mmの伸縮ナイロンを付け、その先にリーダーの7号ナイロン糸をつけていた。しかし、リーダーを噛み切られてはどうしようもない。次はワイヤーでも使うより他はなさそうだ。


 

昨日は先週に続き、2回目の夕方フィッシング。めずらしく、風も波もなく、昼間は33℃まで気温が上がった。夕日に向かってキャスティングしたが、全くヒットなし。先週のリベンジは果たせず。夕方は、波のある方が釣れるのだろうか。5時54分、太陽が紅海の水平線に姿を隠したのを見届けて納竿。

 

しかし、今朝は、東からの強風。面白いことに、陸からの風は、さざ波だけで岩礁に打ちつけるような白波ができない。釣りには支障がなかったが、足もとが見えにくく、移動の途中で4回も転んだ。足腰が軟弱だ。一回のヒットだけで8時40分に納竿。冬の海は当たりが少ない。しかし、真冬に海で遊べるのは熱帯地方の特権だ。
 
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