12月14日(月)日中 28℃

 

涼しい。いや、むしろ寒くなってきた。早朝は21℃しかない。
毎朝の通勤時で、朝焼けがきれいだ。雲の形が毎日違う。写真に残したいところだが、カメラの持ち込みが規制されているので撮るチャンスがない。そのうち、休日の早朝にでもと言いたいところだが、釣りをしている時間帯なので難しい。

 

何もないところだが、だからこそ自然がきれいだ。

 

突然、シェーバーが壊れた。
朝髭を剃っていると、顎が切れて血が出てきた。シェーバーの外刃が一部破れている。一大事、毎朝髭を剃る習慣なので、困った。サウジに来てもう3年になる。シェーバーの刃の寿命を考えてなかった。前回帰国したときに替刃を買っておくべきだった、と思っても後の祭り。

 

早速、近くのラービグタウンに替刃を探しに行った。
しかし、片っ端から電気屋を覗いてみたが、替刃を売っている店はない。それどころか、Braun製のシェーバーすら売っていない。「旦那、日立があるよ。フィリップスはどう。中国製は安いよ。」と並べてくれるが、ブラウンがない。

 

そういえば、数か月前、仕事の安全靴の靴紐が切れて、代わりの紐をジェッダのショッピングセンターで探し回ったことがある。大きな靴屋に入っても、一式の靴は売っているが、予備の部品は一切置いていない。ここは、工業製品はすべて輸入なので、細かいものは売っていない。結局、日本に帰国したときに買ったが、日本では100円ショップにまで売ってあった。何でもある世界(日本)は、実はすごいことだと改めて思う。

 

結局あきらめて、Philipsの新しいシェーバーを買った。何年も、Braunしか使ったことがないので、違和感があるがこの際やむを得ない。

 

ついでに薬局によって、アフターシェーブローションを探した。
10日前、日本を発つとき、100mL以上の液体だと言って、関西空港で召しあげられてしまった。「現地で売ってないんですよ。勘弁してよ。」と泣き落としも通じず、非情にも取り上げられた。もう残り少ないのでやむを得ない、現地調達することにした。

 

薬屋のおやじに聞くと、「これがいいよ。」と出してくれたのは、「ジレットFusion」、Non Oilでスムーズ・スキンと書いてある。他にないか聞いても、これだけ。仕方なく買って帰り、液を出してみると、白い、ベトベトの乳液。資生堂のアフターシェーブローションとはあまりにも違うが、あきらめるより他ない。

 

もう3年も暮らしている。
生活用品は、品質のいい日本製にこだわらず、現地で調達すべきかもしれない。そろそろ、高い「こしひかり」もやめて、「エジプト米」で妥協するか。
 
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