11月21日(土)
昨夜ジェッダを出発。いつものように、シンガポールエアーは、離陸するとすぐにアルコールのサービスがある。タイガービールを頼んで、サウジアラビアを離れたことを実感する。2時間でアブダビ到着。ここでクルーが替わり、シンガポールまで7時間の旅。食事は、すぐ食べるか、着陸2時間前に食べるか選べるので、着陸前でお願いする。実はアブダビまでで夕食が出ており、ビールも3杯飲んで腹いっぱい。あとはひたすら寝るのみ。
睡眠不足のままシンガポールに到着。出発は今夜1時10分だが、待ち時間が13時間近くあるのでシンガポールエアーがホテルを準備してくれている。これがビジネスクラスのいいところ。自腹だけれど、メリットは大きい。しかし、不景気なのか、今回は片道しかホテルを準備してくれなかった。帰りは、追加でお金を払った。しかし、定価UD$400のところ、414SAR(約10,400円)はお得だ。さすがシンガポールエアーのディスカウント。
3ヶ月前の帰国の際は、シンガポールの友人に連絡を取り、一緒に食事をしたが、今回はフリー。初めて新しくできたIONショッピングセンターをのぞいてみることにした。ホテルでタクシーをひろい、「オーチャードのイオンショッピングセンターまで。」と言うと、年取った運転手が、「?アー、アイアンショッピングセンター・ラー」とシングリッシュで答える。「正しくは、イオンだよ。」とは、面倒なので教えない。
正面玄関を入ると、各種のブランド店ばかりが並んでいる。大嫌いなルイビトンももちろんある。洋服のアルマーニまである。人は多いが、シンガポール人はそんなに金持ちばかりなのだろうか。2階、3階と上がっても同じような店ばかりなので、がっかりしたが、念のため、地下まで降りてみた。
大きい。入り口のブランドショップは、客寄せの飾りかもしれない。地下には各種の店が並んでおり、日本の土産店まである。北海道と博多の土産が同時に買える。うれしいのは地下4階のフードコート、各種のシンガポール料理が選べる。日本の寿司、鉄板焼きまであるが、今日の夕食は決めている。チャークエチャオ。きしめんのような幅広い麺の焼きそば。通常はアサリとか小エビが入ったシーフードのクエチャオが多いが、ここで見つけたのは、ビーフヌードルの店。パン・フライド・ビーフ・クエチャオ。6S$は高いが、場所柄仕方がない。チャイナタウンの普通の店なら2~3S$だろう。
フードコートの通路横のテーブルで、クエチャオとタイガービールで夕食。至福の時。以前は、屋内での焼きそばはほとんどなかったが、最近は換気がしっかりしているので許可されているのだろう。ショートパンツの若い女性が自由に歩いており、うまい食事が好きに選べる。サウジからシンガポールにやってくると、文明を規制している国と自由に発達させている国の違いを感じる。
さて、もうすぐフライトの時間。
明日は関西空港経由で自宅まで。健康診断、引越しと、忙しい日々が待っている。
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