11月5日(木)
いつものように5時半過ぎに家を出ると、涼しい。いよいよ冬到来か。気温は25度しかない。
南の端の浜辺のコテージに到着したとき、モスクから大音量でアザーンが流れてきた。これからお祈りの時間だ。職場のK課長は、朝一番のお祈りを済ませたらまたひと眠りすると言っていた。まだ夜明けまでに30分以上ある。
南の端の浜辺のコテージに到着したとき、モスクから大音量でアザーンが流れてきた。これからお祈りの時間だ。職場のK課長は、朝一番のお祈りを済ませたらまたひと眠りすると言っていた。まだ夜明けまでに30分以上ある。
海に入ると、水温も冷たい。迂闊にも、11月の潮見データを確認して来なかった。先週満潮だったので、今週は干潮だろうとたかをくくっていたら、まだ水位が高い。紅海の上に満月が出ているが、足もとはまだ暗い。久しぶりに、ルートを少し間違えてしまった。途中で深みに入り泳ぐ羽目になった。沖の岩礁近くまで行っても、位置がよくわからず、南に来すぎてしまったようだ。ここでも足がつかない深みに入り込み、ライフジャケットで、薄暗い海に浮かんでいると、まるで遭難したような気分だ。
少し時間がかかっがやっと岩場に立ち、第一投が6時10分。少し風があり、さざ波がったっている。先週までのべた凪と違うので、今日は釣れる予感。少し遅れて、南の岩場にK君とMさんがやってきた。最近は皆釣果が少ない。予感は予感だけで、やはり今日も坊主。3人とも7時過ぎに撤収。
今日は、先週のサメの話題を提供。
先週もサバ一本だけで8時頃引き揚げたが、AさんとO名人はそれからもしばらく粘っていたら、サメが出てきたという。ちょうど、Aさんの友人KNさんがシュノーケリングでやってきたので、カメラに撮った写真を提供してもらった。
背びれの白い特徴は、ネムリブカ(Whitetip Reef Shark)。夜行性で、昼間は普通、海底の岩陰で眠っている。出てきても動きが鈍いので、昼間はあまり危険ではないとのこと。ある地方では、漁師が潜って、眠っているサメのしっぽに縄を結びつけ、舟の上から引き上げるような漁をしている。
約3年間の釣りで、まだ一度もサメに遭遇したことがないが、やはり実際にいたようだ。あまり不用意に岩礁の上で釣った魚の血抜きはやらない方がいいかもしれない。前回、Aさんが釣ったイソマグロが、頭だけを残して上がってきたのは、バラクーダの仕業と思ったが、サメの可能性もある。
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