10月30日(金)

 

少し早く浜に出ると、駐車場の端にセキュリティーの車がヘッドライトをつけたまま停まっている。監視されているようで気分が悪いので、南の端のコテージは避け、2番目で準備する。5時47分に海に入ると、まだ暗い。100m程度砂浜を南に歩き、そこから海に入って300m程度沖合のいつもの岩場に向かう。歩いているうちに、足もとがようやく見えてくる。

 

6時3分に第一投。今日は一番乗り。数分遅れで南側の岩場に、K君とMさんがやってきた。更に数分遅れでY君がやってきて、南側のメンツがそろった。まだ薄暗く、巻き上げるラインが見えにくい。12分に早速ヒット。少し沖合でヒットしたが、軽い。ごぼう抜きに巻き上げる。予想通り、二条サバが上がってきた。体形はイソマグロとよく似ているが、じっくり観察すると、側線が二本あるので、簡単に区別がつく。歯も、イソマグロほど鋭くない。第一、引きの強さが全然違う。

 

イメージ 1
(二条サバ 41cm、側線(腹についているスジ)が2本あるので、イソマグロと見分けがつく)

 

タモに回収してから中で暴れても遅い。
ルアーのフックを外すのに手間取っているところに、北側の岩場にO名人とAさんがやってきた。Aさんは昨日は一緒に来て、全く当たりがなかったが、今日もべた凪で、あんまり期待が持てない。更に北側に一人出てきたので、今日は総勢7人。このくらいがちょうどいい。

 

Y君は10分もしないうちに岩礁のアジ釣りをやめて、中海に回り、エギでアオリイカを狙う様子。昨夜食堂で言っていた。K君とMさんも今日は7時で早々に岩礁から離れ、中海の方に向かう。珍しく、今日は中海を囲んで色々なポイントからエギングが始まった。

 

明るくなってくると、澄み切った海の中がよく見える。名前を知らないサンゴ礁の色とりどりの魚たちが足もとに群がっている。だいたい、いつも同じ魚が、同じ位置にいる。スズメダイは、小さいくせに攻撃的で、自分の縄張りを荒されるのがいやなのか、足もとに攻撃を仕掛けてくる。裸足なら、口ばしで突っつかれて気になるところだが、ごついゴムのブーツなので問題ない。砂とプランクトンの濁り以外の人口の汚れは一切ない。紅海の海の美しさは、このまま保ってほしいものだ。


 

今日もその後まったく当たりがないので、8時前にエギングを試してみた。中海ではなく、沖に向かって、10m以上の底まで沈め、しゃくりながら様子を見る。しかし、2投目に根掛り。ラインを引っ張ったら、先のフロロカーボンのリード部から切れ、エギを失くしてしまったので、今日はこれで終了。

 

さて、サバはどう料理しようか。ぶつ切りの煮つけは先週食べたので、今日は塩焼きにしよう。
海の中で鱗を落とし、帰ってから頭と内臓をとり、塩を振って冷蔵庫に寝かす。


 

通算釣果記録:イソマグロ&二条サバ 10本
 
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