10月16日(金)
昨日も今日もべた凪。昨日まで3日連続で午前中に40℃を突破。昨日は砂漠からの熱風が所々でつむじ風となり、砂を巻き上げて、せっかく洗車した車が砂をかぶってしまった。
昨日は少し遅れをとったので、6時に海に入る。一番乗りかと思いきや、目が慣れてきたら薄暗い岩礁の突端にすでに3人見える。しかも、更に3人が自分より先に沖に向かって歩いている。7番目だ。いつもの場所を占領されないかと少し早足になる。プールで健康のためにウォーキングする人がいるが、満潮の遠浅の海を腰まで水につかりながら歩くのも、結構エネルギーを消費する。
今日の満潮は5時20分、6時の水位はまだまだ高い。運よく、他の釣り師達は皆、南側の岩礁に陣取り、自分のいつもの北の岩礁周りには一人もいない。
6時10分に第一投。暗い海の中を見ながら、黙々とルアーを巻き上げる。このところ釣果がない。冬場はアジは南の海に疎開するのだろうか。こうなると、餌釣りを再開した方がいいかもしれないと、昨日は鳥の砂肝を買ってきた。餌の準備でもしようかと思っていたら、工場のトラブル情報があり、また工場に引き返してバタバタしていたら、結局餌釣りの準備をする時間がなくなった。
しかし、自分の記録は昨年の11月の69cmのカスミアジ(Blue Fin)なので、決してあきらめてはいけない。ガツンとくる手ごたえを期待し、南の岩礁のメンバーの様子をうかがいながらルアーを投げる。
6時20分、ほぼ日の出と同じ時間に、久しぶりにヒット。ガツンではなく、いきなり竿がググッと海に引き込まれた。念のため、一回、二回と竿をあおってフッキングして、巻き上げ開始。重い。なかなか上がってこない。例によって、右に左に逃げ回る。やっと白い腹が見えてきた。50cm級の大物だ。10m程度近くにきたらいきなり足もとの岩礁に潜っていった。これが根魚なら穴に逃げ込まれて、PE糸が岩にこすれ、一巻の終わりだろう。しかし、アジは回遊魚なので、穴には入らない。じっと竿を保持すると、外側に出てきた。そこで浮かせて、無事タモで回収。

(コガネアジ 52cm x 2.2kg)
7時過ぎに南の岩礁に目を向けると、なんと11人も釣り師が出ている。まだ帰国していない釣り師がこんなにいたとは。仕事人間は気がふれる前にさっさと日本に帰して、次の仕事に頑張ってもらい、釣りが趣味のようなメンバーは、精神的にタフとみて現地に長く滞在させる魂胆か?こんなに多くなると、10m~50m間隔で岩場を占領しているので、さすがに混雑しているように感じる。しかし、北の自分の周りには少し離れた所にフィリピンのメンバーが3人いるだけ。しかし、沖の岩礁に総勢15人も出ているのはめずらしい。
その後は全く当たりがなく、7時40分で撤収。
久しぶりに料理を何にするか頭を悩ませる必要がある。うれしい悩みだ。
久しぶりに料理を何にするか頭を悩ませる必要がある。うれしい悩みだ。
釣果統計:平アジの部 31枚 (本年 20枚)
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