9月18日(金)朝27℃ 日中最高36℃
今日の日の出は6時10分。ラービグ港の満潮時間が6時22分。朝まづめと満潮の潮どまりがほとんど重なってしまった。
魚の活性が高いとされる朝まづめ(間詰め:夜明け前の空が白みかけてから日の出までの時間帯)を狙って、毎回日の出前に海に出る。実際は、足もとが見えないと危ないので、釣り始めるのは日の出直前で、それから約1時間の釣果が高い。
仕事の関係で、ラービグ港の満潮、干潮の時間と潮位の表を持っている。これを参考にしながら釣りをしているが、確かに満潮、干潮の時間帯に釣れた経験がない。今日は期待できない。しかし釣りはあきらめない。
昨日より5分早く出てきたが、その5分早く南の岩礁に人が出てきた。まだ日本に帰っていない釣り師がいたようだ。満潮のため、目算をあやまっていつもの岩場がみつからない。陸から目印のない遠浅のサンゴ礁の海を約300m沖合まで歩いて出るので、ちょっと目算をあやまると、とんでもない方向に行ってしまう。もたもたして、やっといつもの岩場について1投目が6時12分。結局昨日と一緒で、岩礁の突先で5分のロス。足場、タモを置く岩礁の穴を決めているので、岩場が違うとやりにくい。
南の岩礁に更に二人出てきて、南に3人、中央にひとり(自分)、いつもと変わらない海の風景になった。昨日初めて釣果をあげたナイフエッジのバイブレーションで攻めるが、やはり潮どまりのせいか、当たりがない。しかし、6時28分、久しぶりに大物がヒットした。竿を海に引き込まれそうな勢いで、血液の中にアドレナリンが充満してくるのを感じる。引きの感覚から、50cm級の大物だろう。竿を立てて、体勢を立て直そうとしたとたんフッと軽くなった。バレた。
これで昨日から3回目のバラし。以前ラパラのミノーを使っていたころは、一度掛るとほとんど外れることはなく、バラしは金具が外れたり、糸が切れたりと、ほとんどルアーもいっしょになくしていた。時にはフックが曲がってしまうこともあった。今回日本から買ってきたルアーは、少し形が小さく、フックも小さめなので、掛りが悪いのかも知れない。よほどの大物でルアーを丸のみしてくれれば心配ないが、体に浅く引っかかった程度では外れてしまうようだ。ルアーの金属面に魚の噛み後だけを残し、二日で4打数1安打の成績になった。
本日の結論、朝まづめは潮どまりよりも強い!
7時半になり、もうこれだけ日が高くなったら無理だろうと、帰ろうかと思っていたら、南の岩礁にひとり、また一人と一挙に5人の釣り師が出てきた。南側は砂地でほとんど釣れないし、しかも朝マヅメの時間帯を外し、「まだ素人だな!」と思いながら、ついでに8時まで粘ったがやはりダメで、本日は8時で納竿。
明日19日でラマダンも最終日、20日からイード休暇を含む6連休になる。半分以上は仕事だが、朝の潮はいいので、うまくスケジュール調整ができれば、毎日釣りをした後会社に出かけることもできるかも知れない。
日本はシルバーウィーク、こちらは紅海で釣り三昧といこう。
「続・紅海釣り日記」《目次》へ戻る