8月13日(木)
日本はお盆休みだろう。3回目の夏を、まだサウジアラビアで過ごしている。年内には帰国できることを期待するのみ。
今朝の干潮は5時26分。いつものように南から2番目のコテージで準備をして5時35分ごろ海に入ろうとしたら、海がない。300m沖合の岩礁の突端まで干上がっている。所々深みの潮だまりがあるが、いつもの浅瀬のルートは岩が水面に頭を出しているので、深みに入ることなく岩礁の突端まで歩いていくことができた。途中、潮だまりにタコがじっとしていたので、右手で捕まえると、手にからみついてきた。足もとの岩にたたきつけると、周り一面にスミを噴き出した。面倒なので逃がしてやった。
100m南に、数分遅れでK君ともう一人がやってきた。今日は少ない。足場がほとんど干上がっているので、陸釣りと同じだ。今日は、またウツボが出てきたら写真を撮ろうと、カメラを持ってきたが、干上がった岩礁ではウツボも引っ越しているだろう。

(コミュニティの夜明け 6:20)
日の出が6時ちょうど。時計で確認したとたん、K君にヒット。体を反らせて体重をかけて巻き上げている。竿のしなりも大きく、かなり大物のようだ。自分のルアーは巻き上げて、しばらく様子を見ていた。巻き上げも少しずつしかできない様子で、まだタモを出すまで近づいていない状態でバレた。たぶん、糸が切れてルアーも持っていかれたようだ。落胆の様子が遠くからもわかったが、すぐ、今度はもう一人にヒット。今度はタモで無事回収した。
今日は、先週初めて、小物だが実績をあげた黄色いバイブレーション(95mm Dartin-Z)を使っている。6時8分、やっとヒットした。少し沖でヒットし、結構引きが強い。巻き上げて、やっと近くまできて白い体側が見えてきたが、40cm級で引きの強さの割には小さい。岩の穴に差し込んでいたタモを取ろうと、竿から右手を離したとたん、足もとの岩場に竿ごと引き込まれ、また両手で竿を引き上げた瞬間、バレてしまった。ルアーは無事だったが、漫然と巻き上げたのでフックの掛りが不十分だったようだ。残念。

(ルアー 95mm)
それでもあきらめず、ルアーを投げ続け、6時22分、2回目のヒット。今回は、一回、2回と竿をしゃくり上げ、しっかりとフッキングして巻き上げた。最初より魚影が大きい。50cm級だ。無事タモで回収したが、フックがしっかり掛りすぎて外れない。ビクに入れようとしたら、タモとビクの両方にルアーのフックが引っ掛かり、悪戦苦闘。10分程度かかり、やっとビクに入れた。足もとが浅すぎて生かすことができないので、生きているうちに早めにエラを切り、血抜きした。いつもなら、この血の匂いでウツボが出てくるところだが、さすがに今日は干上がった岩礁にウツボは出てこなかった。

(コガネアジ 52cmx1.5kg)
6時45分、K君に2度目のヒット。今回は無事回収して、すぐ二人とも帰り支度を始めた。今日は出勤するのだろう。今日は、めでたく3人とも一枚ずつアジを釣り上げた。7時15分まで一人で粘ったが、今日はここまで。

(干上がった遠浅の海)
昨夜、レストランで食べた鯵の竜田揚げが非常に美味かったので、今回は竜田揚げをインターネットでチェックしてみよう。
(今日までの通算ヒラアジ 26枚)
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