7月11日(土)
この週末は3連休。理由は分からないが、土曜日が会社の休日なので、木金土と3連休。連休を利用して一時出国でもと再入国VISAをもらうため人事担当に預けたパスポートが2週間余りたっても戻ってこないので、旅行の計画もたてられない。最近のVISAはいつもシングル・リエントリー、一回出国するたびにまた取り直しが必要になる。政府の方針だと言い訳しているが、いずれにしても自由に動けないシステムになっている。この週末はインターネットが不調で、日本とスカイプで連絡することもできない。世界と隔離されたリゾート地だ。
木金といつものように早朝から釣りに出たが、先週から連続空振り4回。今日は、30分早く目が覚めたので、そのまま準備していつもより早く海岸に出た。海岸のコテージで電気をつけて準備。昨日のコテージは、夜の宴会の食べ残しを片付けておらず、荷物の置場もなかったが、今日は2番目のコテージを利用したので問題なかった。5時半に海に入ったが、薄暗い中でも足もとは十分見える。薄明かりの中で、沖の岩礁には既に5人が釣っている。深いところで膝ぐらいまでしか水位がないので、10分程度でいつもの岩礁に到着した。
昨日までの4回のうち、一度ヒットして逃がしたが、それ以外は全く当たりがなかったので、今日もあまり期待せず、久しぶりに餌釣りの準備もしてきた。ルアーで釣れなければ餌釣りでのんびり過ごそう。ここでの生活は、釣りと日本からのDVD程度しか楽しみがない。週末海で過ごす2、3時間は貴重な体調管理でもある。5時40分、ほぼ夜明け時間に一投目。巻き上げると、足もとまで50cm級の大物平アジ2枚が追ってきた。今日は期待できそうだ。しかし、ヒットしないところを見ると、なにか違和感があるのかも知れない。
2投目は、少し巻き上げ速度を早くしてみた。いつも小細工なしのただ巻き。平アジはスピードが速いので、リールの巻き上げを少々早くしても余裕で追い付いてくる。すると、早速ヒットしてきた。結構引きが強い。海中で白い腹を見せながら左右に逃げようとするその横にもう一枚一緒に追ってくる。さっき足もとまで追ってきたアジかも知れない。ゆっくり引き揚げ、タモで回収。やはり、朝マヅメは、魚の活性が高いようだ。先週からの不調がウソのようだ。
ルアーのフックがビクとタモに絡まって、取り外すのに悪戦苦闘して気がついたら、5時55分になっていた。これがいつもの釣り開始時間。沖で魚が跳ねているのが見えたので、そこに向かってルアーを投げたら、またヒット。しかし、すぐにはずれた。時計を見ると6時3分、やはり早朝がいいようだ。先発組がいつも暗いうちから出ている理由がわかった。
このルアーだけで連続8枚もアジを釣り上げたが、フックの掛りが悪く、はずれた枚数も同じくらいある。しかし、最近は50~60cm級のアジでも竿が折れることもなく、金具も壊れることなく無事引き上げており、幸い最後のバイブレーション(ルアー)を紛失しないですんでいる。たぶん、ナイロンのショックリーダーの効果だろう。間違って、ドラッグ機能のないリールを買ってしまったので、最近はいつもショックリーダーを使っている。太いナイロンで、茶色の着色がしてあるので、魚の食い付きが悪くなるのではと心配していたが、その先に1m余りのフロロカーボン5号のリーダーをつけているので、問題はないようだ。ナイロンの伸縮性がいいので、魚が暴れてもショックを吸収してくれ、結び目が切れるのを防止してくれる。

(コガネアジ 51cmx1.7kg バイブレーション7cmとショックリーダー 30cm)
その後は全くヒットせず、7時前に先発隊が帰り始めたので、ちょっと餌釣りをしてみた。しかし、一回目で根掛かりして釣り針を失くしたところで本日終了。餌釣りの支度をすると、準備に手間がかかり、荷物も多くなる。初心に帰って、ルアーだけで短時間勝負のほうがよさそうだ。後始末も簡単でいい。残りの餌を全て海に捨てて、楽しませてくれて魚たちに感謝。
コガネアジは早速3枚におろし、昼食は頭の煮つけと刺身。さて、夜はどうしよう。米がほとんど無くなった。日本から届くまでは、ショッピングセンターのオーストラリア米で我慢するか。
(現在通算ヒラアジ枚数 22枚)
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