(58cm、2.6kg コガネアジ。 口の中にルアーを丸のみ、頬にフックが貫通している。)
6月26日(金) 朝8時現在 30℃、湿度48%
今朝は快晴。5時半にいつものコテージで釣りの準備をしていると、沖の岩礁にはすでに5人が適当な間隔で並んでルアーを投げている。最近、皆、南側の漁場にいるので、いつもの岩礁は占領されていない。今朝は3時半が干潮だが、まだかなり水位が低い。300m先の岩礁まで歩いて行く途中、いちばん深いところで膝くらい。夏場は、全体的に水位が低くなるので釣りには都合がいい。しかも満潮と干潮の差が30cm程度しかないので、干潮でひざ位の深さで釣りを始めて満潮までねばったとしても、腰のあたりまでしか深くならない。紅海は便利な場所だ。
6時前に岩礁で釣りを始めるころには、人数も増えて、今日は総勢8人が岩礁に並んでいる。そのうち内海にHさんが現れたので、アングラー9人、それも日本人ばかりだ。この時間帯、フィリピンメンバーは、濡れる心配のない桟橋で、小魚を釣っている。先週までと違って、快晴で朝日が背中から照りつけている。
釣り始めて15分くらい、そろそろヒットするぞと思っていたら、6時15分ごろに本当にヒットした。しかも大物、竿がしなる。獲物が海中に見えてきた。白い魚影が確かに大きい。右に左に竿を引っ張るが、無理をせず少しずつ巻き上げる。4月に日本で買ってきたライン荷重25ポンド(約11kg)のバス竿は、初回の41cmのアジを釣り上げた時に先端の細い部分が20cm程度折れてしまったが、それ以降は問題なく頑張っている。
足もとの岩礁の下に潜り込まれそうでひやひやしながらも、無事タモで確保することが出来た。ルアーのフックの掛りが悪いので、昨日、一回り大きいフックに交換していたが、ルアーを丸のみし、フックが内側からアジの頬を貫通している。これなら外れる心配はないが、無事ビクに入れた後も、ルアーを外すことができない。(台所で、包丁を使って、頬を切り裂いてルアーを回収。)
仕方なく、昔は主役だったが、今は控えに回っているラパラのミノーに変更した。30分程度投げてみたが、このよく釣れる時間帯にも全く当たりなし。最近のアジは、オレンジのミノーには食欲を起こさないようだ。次に、波が穏やかなのでホッパーを試してみた。水面をポコポコと音を立てながら、水しぶきをあげて勢いよく進む。GTにはペンシルホッパーがいいと言われているが、紅海は例外か、まだ実績がない。結局、その後釣れる様子がないので、早々と7時に切り上げた。もちろん、他のメンバーはまだ全員釣っている。しかし、今日のノルマは果たしたので満足。むしろ、どうやって食べるか悩みの種だ。連日の刺身はさすがに飽きが来た。
それにしても、この2週間でアジ7枚、しかもそのうち大物2枚。シーズン到来だ。やはり、仕掛けが重要。あとは場所選びと、少しの腕前。
(只今、平アジ累計21枚)
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