5月22日(金)

 

一週間ほど前、コーヒーを飲んでいてむせたら、扁桃腺が腫れたようだ。声が出しにくい。
しかし、熱はないので風邪ではない。今日もHさんと一緒に北の漁場へ直行。

 

満潮の海は凪いでおり、今日はコンディションがいい。しかし、釣り場は腰まで水位がある。
6時半ごろから釣り始め、10分程度で早速当たり。北の漁場では、初めてのルアーヒット。軽く上がってきたのは、かわいらし30cm程度のコガネアジ。今までの最少記録に近い。

 

フックをはずして、足もとにルアーをぶら下げたまま、糸のもつれをほどいていたら、いきなり足もとからエソが飛びついてきた。獰猛に口を全開して、ルアーの3本フックを丸のみしている。ばっかじゃなかろうかと思いながら、予期せぬ2番目のルアーの釣果をはずし、大物狙いに、14cmのルアーに変更。

 

イメージ 1
(エソの攻撃)

 

PEの4号糸を使っているので、50mあまり遠投ができるが、実際にヒットするのは岩礁近く。
今日は水が澄んでいるので、魚がよく見える。ルアーを追って、すぐ近くまで50cm級のブルーフィン(カスミアジ)が、小物のコガネアジ数枚をひきつれてやってきた。北の岩礁でも実績が残せそうだと思いながらルアーを投げるが、数回ブルーフィンが追ってきながらヒットしない。ルアーが大きすぎて警戒しているのかもしれない。

 

その後、2種類のルアーを試してみたがヒットしないので、1時間程度で餌釣りに変更。
足もとの底釣りで、ユカタハタを2枚釣ったが、底釣りはすぐ根掛かりする。
今度は浮釣りに変更。浮き下が浅いようなので、12mに変更したら、すぐにクマドリが上がってきた。引きは強く、釣には面白いが、一度食中毒を起こしたことがあるので、釣り上げても捨てるだけ。


 

陸の方から、車のクラクションをしつこく鳴らす人がいる。しばらく無視していたら、今度はヘッドライトで警告してきた。海にいるのはHさんと、刺し網漁をしているおじさんだけ。
どうも、我々に対して、何か言おうとしているようだ。そのうち、漁師のおじさんが、身振りを交えて、「アウト、アウト」と言っている。北のフェンスの延長線の岩礁からはみ出しているので、プライベートビーチの内側に戻れと言っているようだ。何度もここで釣りをしたが、初めてのことだ。

 

仕方がないので、南側に移動する。
足場がない。岩礁部分が深く、釣りをできる場所がない。それでも、ようやく泳ぎながら少し浅い場所を見つけて釣りを開始。


 

PE糸はすぐにもつれるので、餌をつけた針を足元にぶら下げたままで、もつれた糸を直していたら、いきなり足もとでベラが食いついてきた。浅い所なのに、30cm近くある。

 

イメージ 2
(上:コガネアジ 31cm、下 ニシキベラ 28cm)

 

しかし、あまりにも色が鮮やかなので、今日は食材も豊富だし、食べるのはやめることにした。ブダイ、ベラの類は、見た目は毒々しい色をしているが、煮たら柔らかくて美味い。しかし、リスクは避けたほうがいいだろう。

 

今日でHさんはサウジ最後の釣り。
来週は帰国する。日本でも釣りを趣味にすると言う。
次週からは、また南の漁場に戻って、K君のチームと一緒に釣ることになるだろう。
一人で釣っても、面白さは半減する。
 
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