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(上:ヤシャベラ 23cm、前回オビブダイと紹介したが、図鑑では判別しにくい。)
(下:ノコギリダイ?、これはまだ名前の調査中)

5月8日(金)
昨日今日と、午後は風が強い。サンドストームで地平線は土煙で赤く染まっている。

前の日までに、釣針の仕掛け、餌の確保、すべての準備を整え、翌日の釣果を想像するのも釣りの楽しみのひとつ。金曜日の朝は、まず夜が明けたらアパートの前のヤシの葉を見る。少しでも動いていたら波がある。今朝は、吹き流しは全く風をはらんでいないが、ヤシの葉っぱが微妙に動いている。残念ながら波がある兆候だ。

6時半、ちょうど満潮のタイミングでHさんと浜に出ると、沖の岩礁には白波が立っている。釣りのコンディションはよくないが、週に一度の楽しみなので、浜辺のコテージで準備して沖に出る。300m程度沖の岩礁まで、深みにはまらないようなルートを選んで歩く。今日も先週とおなじ北のフェンス沿いに西に向かう。少し北側にプライベートビーチから外に出るようなルートが、深みに捕まらないコツ。砂地の海の色は、深さが読めない。

案の定、満潮の岩礁で50cm程度とはいえ波が来ると、足場を確保するのが難しい。
最初の30分はルアーを投げたが、今日も手ごたえなし。浮釣りに切り替え。近くで当たりがあり、浮きが水中に引き込まれたが、一発で根掛り。粘り強く3~4分待ったが、出てきそうにないので糸を引きちぎる。いつもながらハリスではなく、道糸のハリスへのつなぎ目が切れ、おもりがなくなる。しかし、今日は浮きの下側にも浮き止めをつけていたので、浮は流されなくてすんだ。

波が来るたびによろよろと波に押され、深みにはまったり、足を踏み外して穴に落ちたりと、釣にならない。完全防御をしているので問題ないが、半ズボンなら足の周りが傷だらけになってしまう。ついには波に負けて体が一回転して、背中側の腰にさしたタモ網を体で押しつぶして、アルミ製のタモを折ってしまった。さすがにタモの予備は持っていないので、これで大物狙いができなくなった。

やっとヤシャベラ一枚を上げただけで、今日はギブアップ。
Hさんがくれた魚と2尾を煮魚にして夕食だ。

 

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