(上:イシダイの一種? 28cm、トカラベラ)
(下:北の端の漁場)
5月1日 34℃
今日は、今月末の帰国が決まったHさんの希望で、プライベートビーチ北端の岩礁へ。5時半頃の干潮の割には、7時前で結構水位が高い。岩礁までは砂地なので、サウジ人の若者二人が刺し網の獲物を回収していた。ちょっと挨拶してのぞいてみたら、そこそこ獲物が獲れている。
岩礁は、他に誰もいないし、足場も比較的いいので釣りがしやすいコンディションだが、獲物がいるかどうかは別問題。まずは一時間弱ルアーを投げたが、まったく当たる気配がないので、餌釣りに切り替え。Hさんと同じように、岩礁のすぐ下で釣ると、当たりがわかりやすいがすぐに根掛りする。そのたびに糸を引きちぎると、浮きが流れ、泳いで回収する。昨日同様、ライフジャケットが大活躍。それにしても、切れるのは弱いナイロンのハリスではなく、PEの4号道糸なので、そのたびにサルカン、おもりがなくなり、浮きが流れていく。
用意した釣り針の残りが少なくなってきたので、少し沖に投げて浮釣りにする。時々、浮きが引き込まれるが、竿をあおっても釣り針にかからず、餌をとられるだけ。どうも、ラビの町で買った釣針はかかりが悪い。初めて釣りあげたらクマドリ。これはさっさと捨てる。次にトカラベラが上がってきた。これは潜ってみるときれいな模様をしているが、初めて釣りあげた。
釣針が最後の一本になり、餌の残りも少なくなってきたところで、少し大きな引きがあって、しめしめと思ったらリールを巻き上げながら近づいてきたら、足もとの岩礁に潜り込まれて万事休す。最後の釣り針なので、引きちぎったら餌釣り終了になってしまうので、しばらく待つことにした。2~3分、糸を緩めて待っていたら、やっと出てきた。釣り上げると、30cm近い魚。前に一度小さいものを釣り上げたことがあるが、結局、名前が分からずじまい。今日の獲物は煮物にすれば十分なサイズ。
口が大きく歯が鋭いので、ハリスは切れかけ。岩礁の穴にこすれたせいかもしれない。釣り上げることができたのはラッキーだ。形からするとスズメダイのようだが、口元が違う。色は違うが、イシダイに近い形をしている。
幸いまだ、餌が残っていたので、最後の一投で小さないつものユカタハタが上がってきた。
これで本日は終了。昨日の刺身が残っているので、明日の夜の夕食は煮魚に挑戦。
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