4月3日(金)快晴 早朝20℃
4月に入っても、朝晩涼しい。今年のサウジは異常気象かもしれない。
昨日今日と連続で波がなく穏やかな海で釣りを楽しんだ。
昨日は、先週イスタンブールで買った新品の竿の試し釣り。4mの長尺の継ぎ竿で、3分割になっている。インターネットで調べると、定価まで出ていた。店でも定価で売っており、それを少し値引きしてもらったので、トルコには珍しく良心的な釣具店だったようだ。ただ、どこで制作されたものかよくわからない。価格がトルコリラ(TL)表示になっているので、たぶんトルコ製だろう。ALBA Star Quality Surf 390(仕様は3.9mとなっている。)
FRP製の150g、少し重いが、これまでの2.4mの竿と比べて、理屈上は長い距離を投げることができると期待して、PE8号糸のままで試したが、40mまでしか飛ばない。期待より弾性が少ないようだ。
ルアーは全く当たりがなく、浮釣りは餌を取られるばかりで釣果がない。帰る直前に、少し近場で試してみたら、浮きに当たりがあったので竿を思いっきりあおったら、根掛かりしており、先端の竿の根元から、真二つに折れてしまった。全く粘りがなく、折れた断面は厚みも少ない。見かけの美しさと対照的に強度はあまりなかったようだ。
少し冗談のようだが、あまりショックは感じなかった。インターネットで調べ、竿がトルコ製かもしれないと分かった時点で、ひょっとしてという予感があった。仕事でトルコのメンバーと一緒に仕事をして、その品質の悪さを十分に体験していたので、やっぱりというあきらめに似た気持ちが先に立ってしまった。
今日は、またHさん、Yさんといっしょに釣りに出たが、7時前の時点で、すでに沖の岩礁は10人の日本人達に占領されていた。北の漁場はK君のチームらしい。中央はO名人のグループ。足場の確保の問題があるので、南の岩礁で釣ることにしたが、従来からあまり実績がない。海底が砂地かもしれない。それでも、Hさんが岸辺で小魚を個数釣ったので、少し分けてもらい、昼食は煮つけにすることにした。
来週は一時帰国なので、また釣り具を仕入れてくる予定。
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