2月21日(土)強風

昨日、釣りの餌を仕入れに、ラービグタウンに出かけた。お祈り時間を避けて、5時前に町行くと、けっこうな賑わいを見せている。町の中心部のひとつ裏道に入り、魚屋をのぞくと、金曜日だというのに魚の量も多く、狭い店の中が人であふれている。ふと、コウイカが目に留まり、じっと眺めていると、店のオッサンがやってきたので、「これをくれ」と指差すと、一番大きなイカを取り上げた。あまりにでかいので、「いちばんちいさいやつでいい」と代金23SAR(約700円)払って受け取ると、ずっしりと重い。

家に帰り、早速さばくと、胴体だけで30cmほどあり、肉厚は2cmを超えている。刺身にして食べたい気持ちを抑えながら、短冊状に切り、餌用に細かく切り分けた。気をつけたつもりだったが、最初から、はらわたの墨袋を切ってしまい、台所、まな板、イカ自体を真っ黒に染めてしまった。手は爪の中まで真っ黒で、当分取れそうに無い。冷凍庫の中には、一か月分の餌ができた。

今朝、7時にYさんを迎えに行き、海岸に出ると、波が高い。しかも満潮で、最悪のコンディション。今日は休日だが、いつものメンバーは仕事に行ったのか、誰もいない。初めて海に出るYさんを案内して、岩礁の突端まで行ったが、波に洗われて、しかも釣具の扱い方を知らないYさんの世話をしていると、自分の釣りどころではない。Yさんは、糸をもつらせ、足元の岩場に根掛りし、一回も岩礁の外に餌を落とすことなくギブアップ。

仕方ないので、Yさんには波のない内海で釣ってもらったが、波の高い沖合もルアーに全く当たりがないので、早々に引き揚げて、内海での餌釣りに付き合った。内海は砂地で根掛りの心配は少ないが、小魚ばかりで、餌だけとられて釣り上げることが出来ない。全身ずぶ濡れで震えているYさんに遠慮して、早々に引き揚げることにした。

着替えたYさんを誘って、久しぶりに桟橋に行ってみた。休日のはずだが、ほとんど人影がない。昔よく利用したフロートの上からルアーを投げてみたが、波で濁った海からは全く手ごたえなし。桟橋から餌を垂れていたYさんにも全くあたりが無く、本日は終了。釣果は、沖の岩礁の足元でルアーに飛びついた20cmの小さなエソだけ、昼食のラーメンの出汁にした。

 

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