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中国語(華語文)能力試験の申し込み締切が近づいてきたので、
少し紹介したいとおもいます。
中国語の試験といえば、
日本では中国語検定やHSKが有名なのではないでしょうか。
「中国語検定(中検)」は日本の中国語検定協会が主催しています。
日本では広く知られています。
というかわかりやすいです。名前もわかりやすいですし、級も1級が最上級ですし。
持っていると日本の企業への採用には有利かもしれません。
しかし、海外ではあまり通用しません。
英語で例えるなら英検のような感じです。
一方、「HSK(漢語水平考試)」は実施国が中国で、
中国をはじめ、世界中でもかなり通用します。
日本でも割と知られています。
英語で例えるならTOEFL、TOEICのような感じです。
そして、今回私が受けようと思っている
「中国語(華語文)能力試験」は
「TOP(Steering Committee for the Test Of Proficiency - Huayu)」
と呼ばれたり
「TOCFL(The Test of Chinese as a Foreign Language)」
と呼ばれたりします。
これはですね。
台湾が実施している中国語(華語)の検定試験で、
恐らく...台湾でしか通用しません。
しかし、台湾で中国語能力を証明しようと思ったら、
HSKよりもこちらの方が有利だと思います。
台湾でHSKはあまり知られていない、と台湾の留学先の先生が言っていました。
HSKとの最も大きな違いといえば、やはり
繁体字で受けれることではないでしょうか。
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簡単に補足説明しますと、
中国語には「繁体字」と「簡体字」があり、昔は「繁体字」しかなかったのですが、中国で識字率を高めるために(1920年以降?)「繁体字」を簡略化して作ったのが「簡体字」です。台湾では繁体字が使用されています。現在中国大陸ではほぼ簡体字のみ使用されていますが、香港では主に繁体字が使用されています。
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HSKは中国が実施している試験ですので、
簡体字のみの受験となっています。
(なので、台湾で中国語を学んだ方が、台湾以外で中国語の能力を証明するために、とHSKを受験しようとすると、苦労するんですよね...)
一方中国語能力試験は、どうやら繁体字と簡体字、どちらでも受験できるようです。
申込表を見てみたのですが、選べるようになっているっぽいです。
あとは、HSKは、全国各地で年に結構何回も受験するチャンスがありますが、
中国語能力試験は年に2回しかありません。
しかもそのうち1回は東京のみ、1回は大阪のみです。
今年は4月20日に東京で実施され、
再来月の11月16日に大阪で実施されるそうです。
その11月16日の試験の申し込みの締切が
10月16日(当日消印有効)なんです。
詳しい申し込み方法は
こちら(台北駐大阪経済文化弁事処)にありますので
興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
私もそろそろ申し込む準備しなければ。
この記事を読んでくださった方、
謝謝!