この命を風化させない為に…
こういうblogは初めて書くと思います。
今日は、、、いつものともみ色では無いのですが…読んで頂けたら幸いですm(__)m
こんなに辛い思いをしなければならない人達が、今後ないようにしてほしい…そんなコチラの思いから、書かせていただきます。
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ここ2週間くらいは、本当に本当に様々なことが起こり、様々な経験をし、様々な気持ちになりました。
あまりにも早くして亡くなった従兄弟、もう1つ失われた命、それらの家族、親類にとって、 二度と繰り返したくない時間を過ごしたと思います。
先月、2012年7月29日に開催された八幡平市主催の「岩手山焼走りマラソン全国大会」
八幡平市のホームページには、下ような記事しか掲載されていないようですが…
8月2日(木)、この大会の共催でもある岩手日報社の新聞に、この記事が掲載されました。
「マラソン男性死亡」…
この死亡した男性、というのが、私の従兄弟です。
一緒に参加した従兄弟の友人や、今まで頂いた情報、医師からの言葉など、事情をずっと聞いたり見たりしてきた家族と親族にとっては、なぜ?どうして?ホント?大丈夫?お願いします…という、疑問だらけの新聞記事です。
もちろん、考え方はいろいろ、こちらもぶつけどころがなくて、今はただ悔しさが出てくるだけということをお許し下さいm(__)m
まずは…赤線部分。
“…10時10分頃、ふらふらする男性を巡回車が見つけ、コース脇で休ませた。”
とありますが、果してその休ませた男性というのが、ウチの従兄弟の事かはわかりません。
●なぜなら、大会情報によると、この日熱中症で救急車で搬送された人数だけでも10人!
他にもふらふらで家族につれられて行ったり、倒れている人は少なくなかったそうです。
●現に、一緒に参加したお友達は、途中、ウチの従兄弟を追い越したそうで、その時はお互いに会話を交わし、追い抜いたその先で、後々そのお友達も熱中症で倒れ病院に搬送されています。
その時誰に連絡するかとなった時に、一緒に参加したウチの従兄弟の名前が上がったようなのですが、探されたけど見つからなかったからか…その後ウチの従兄弟は、救急車で運ばれたのがずいぶん遅かったようです。
ということから、救急車の順番が後回しになったのか…完全に見つからず放置されていた可能性も考えられます。
そして…黄線部分。
“…10時16分、看護師らが日陰を作り、給水所の”水などで体を冷やしたり、点滴を行った。”
…と。
このような対処もどこかではあったのかもしれませんが、これが前文同様、どの選手の事を書いているのかはわかりません。
●実際にウチの従兄弟が病院に運ばれた時には、完全に意識不明!
すでに、内蔵や 筋肉 が溶けだしていて、このような状態になるには、1時間以上放置されていた可能性もあるのではないかと医師に言われたそうです。
いったいどういう事なの…
人間って、生きていても、内臓が溶け出したりするんですね…初めて聞きましたょ。
意識がない状態の熱中症や熱射病は緊急事態、一刻も早く病院に運ぶことと、いかに早く体温を下げて意識を回復させるかが、予後を左右させるそうで、現場での処置が重要だと。
こう言ったことは、この猛暑続きで、これだけ熱中症が取り上げられる今の時代、看護師はもちろん、開催側も、基本として知っているべきなのではないでしょうか。
●しかもその後、やっと大きな病院に運ばれのは、夜。病院側も、これだけの超重度の熱中症は初めてだと、医師が話したそうです。
この時点で、助かる確立、意識が戻る確立が、20分の1と聞きました。
その場の処置が、かなり重要なのだと。
さらに…青線部分。
“大会長の市町より…今回のことを受け、実行委で安全対策をもう一度見直したい。”
と言うことですが…
●今大会は、21回目、大会へのコメントを寄せるサイトを遡ってみてみたら、3~4年前からも沢山寄せられている大事な要望にも、何年経っても改善されていないことが多いのでは?と思ってしまいます。
コメントには、以下のような事が…
「給水所が少ない」というコメントは圧倒的に多いです!
他にも…
「真夏の大会ですが用意されていたのは水のみ、これまでよくやってこれたな…」
「夏の大会なら夏らしく、給水所を増やすとか監視人を増やすとか、臨機応変に対応して欲しい」
「○○大会では給水所を急遽ふやしたりとかしています」
「競技の前に救急車が来たにも関わらず、スタートさせ出場者が戸惑う姿もあり、運営側の粗末な対応も見受けられた」
「次回は給水所の増設、清涼飲料水、体を冷やすスポンジなど改善して欲しい」
「2000人を越える大会と言うことで、安心して参加できる大会運営をしてほしい」
「例え鍛え上げた肉体でも、熱中症にはなるので予防のためにも…」
……などなど。
年々最高気温が上がっている今、この日も32℃越えていたとも聞いています。
●それでも、大会側は対策は万全で開催した…といえたのでしょうか?
最初に掲載されていたマラソン大会の内容が、従兄弟の容態情報が入った辺りに、その記事が削除されてたという情報もあります。
思いたくないけど…なにか隠しているのかと思ってしまいますね。
以上、●のような事実もあるとすると、この新聞記事も悔しくて…
※でも、まったくウソはなく、感謝もあります!!!
従兄弟の大好きなマラソンをできる環境を作ってくださった大会にも感謝しなくちゃですね。
本人も、自分を試せる大会だと参加したのだから!
もちろん、いろんなご意見があると思います。
ただ、一応、ウチの従兄弟も子供の頃からスポーツは万能で、マラソン歴はベテランでは無いにしても3年以上はやっていて、26歳のそこそこ鍛えている人間が体調万全で参加しているのも事実…
お陰さまで意識不明で運ばれ、内臓も溶け出していたけど、最後まで心臓は元気で、この若さがあったから、4日間なんとかもったと言われたそうです。
そんな人間でも勝てなかった、超重度の熱中症って…
そんな人間でも勝てなかった、熱中症のその日の対処方って…
他に運ばれ方々は、ちゃんと処置してもらえたのか…
いったい、水面下ではどんな動きがあったのか…
もう話すことの出来ない従兄弟にしか、事実はわからないのか…
今入っている情報だけだと、家族、親族は、正直、納得できないのが事実です。
大会側から状況書面のようなものも届いた様ですが、その後の対応は今のところ無いみたいです…
はい。本人たちがその大会に自ら参加したいと言ったのも事実!
それを言ったらもちろんそれまでなのですが…
◎ただ、私たちがとにかく今伝えたい!
わかって欲しい!
そう思うのは、本当に本当にこんなに辛くてキツくて悲しい体験をしなければならない家族が今後現れてほしくない!ということ。
何年も要望がでているのに本当にこのまま改善されなかったり、何か隠しているようなことがこのまま続いたら、また起きるかもしれないという不安と悔しさがあります。
起きてからでは遅いのです!
実は…8月4日に27歳の誕生日を迎え、まさにコレカラ!!という一人の人間(従兄弟)を追って…きっとそのコレカラを共にするハズだった、もう一人の若い彼女の命もなくなりました。。。
そのショックも大き過ぎたょ…
もう、2人は戻って来ませんが…
この若い2つの命が教えてくれた事を、無駄にはしてほしくないです!!
長々すみませんm(__)m
死亡解剖もして警察も入りましたが、まだ動きはなく…
今はただ、共に過ごしてきた日々を思い出しながら、逝く従兄弟の背中を見送るばかりです。
何か情報をお持ちでしたら、コチラへ頂けたら幸いですm(__)m
今、出てくるままに書いてきましたが…言葉が下手ですみませんm(__)m
改めまして、、、皆様。
熱中症には気を付けましょうね。
やりたいことやりきりましょうね。
そして、協力してくださった皆様。
ありがとうございます。
本当に本当に本当に!!
ここまで読んで下さって、心から…ありがとうございます。
高松知美。
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PS.いつも来てくださってありがとうございます。明日からは、またいつものともみ色に戻りますo(*⌒―⌒*)o
♪高松知美♪