初ブログを書いて1週間以上が経ちました。
改めて自己紹介させて頂くと、私は民間に就職する事を決めた21歳の大学4年生です。
人生最後の夏休みの最中です。
部活動、アルバイト、友達と遊ぶ、片道2時間弱の距離にいる彼女と会う、を主として生きています。
最近は、それに加えて本を読んでいます。今週は経済関連の本を3冊読みました。
読めば読むほど、知ったかぶりをしていた自分が、世界中の知恵や知識という形のないものから、ボコボコにリンチされてる気分です。
長い長~い大学生活で今の今まで、自己啓発本や漫画、ファッション雑誌しか読んでこなかったツケが今きてますね(笑)
テレビで発信されるニュースはあくまでも、メディアの手が加わったもの、という意識を持ってるつもりで持っていなかったから、自ら情報を探し出すという行動をしてこれなかったのでしょう。
自分が実際に現実で経験していない事は、外からの情報によって、事実をつくる事しかできない生き物、人間。
いや、言い方を変えれば、動物は経験した事のない世界なんて想像する権利、考えるという権利は与えられていないが、人間には与えられている。
最近、それを実感した例をあげます。
父親に現在私が働いている会社の印象や実態がどのようなものか聞いた時の事です。
私は、いわゆるブラック企業だと世間一般から、騒がれている会社の店舗のアルバイトをしています。
しかし、実際に働いてる私からすれば、社員の方は全員、特休や有給を残す事なく使っていますし、8時間労働をきっちり守っています。(本当はどんな会社であれ当然守るべきものなんですが)
また、アルバイトにもきちんとしたOJTが詳細に組まれており、キャリアステップの道も明確に示されています。3ヶ月に一回、昇級(時給UP)のテストもあります。
確かに、以前は一日14時間労働が課せられる場合もありましたが、今はありません。
その時(過労働)の世間一般の情報を元に父親は世間一般の評価と同じように、私が働いている会社をブラック企業だと断定していました。
有給や特休を残す事なく使っている、残業がない、キャリアステップ制度がしっかりしている、以上の事を主に父親に話すと、やっぱり実際の現場にいないとわからない事はたくさんある、と結論づけていました。(さすが我が父!笑)
私の父親は30年以上、地方公務員として働いてきた方です。現在も働いています。
市役所という小さな空間で何十年も仕事をしていれば、その小さな空間が社会の縮図のように思えてきてしまう人なんて数えきれないほどいると思いますが、父は違いました。しかし、父のように様々な情報を受け入れる姿勢がある方でも、実際の現場に行かないとわからない事はあります。
だからこそ、本を読まなければならない、
知りたいと思った事の現場に足を運ばないといけない、
ネットで様々な情報を得る事はできるかもしれないが、
生きた知恵、生きた知識を持つ為には、
自分の足を動かさないとやっぱり手に入れる事はできないと思うのです。
ネット社会が発展する渦中で生きてきた私達の世代の大きな弊害と言えば、
ネットがこの世に、ある限り知ったかぶりをしてしまうこと、
ネットの正しい情報を覚えていたとしても、
それは生きた知識、生きた知恵ではない事、
その事を忘れてしまっている事、
ではないでしょうか。
確かに、便利になりました。図書館に行って、分厚い本で調べないといけない事もパソコン1台でいつでもどこでも調べる事ができます。
しかし、それらの便利さに弄ばれるような事は絶対にないようにしたい。
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ここ最近、テレビをつけると、なにやら、号泣しているみっともない大人ばかりメディアから見せられます。
…
……
………
もういいかげんにしてください…
その動画を何十回何百回放送したところで、
どんな思考が生まれるんですか?
本来の、ニュースがあるべき姿は、視聴者に思考材料を提供すること、だと私は考えています。
建設的な思考を促すニュースがどのぐらいテレビで流されていますか。
例えば、今尚、福島で苦しんでいる人の中で、飼っている牛の体に白い斑点が日に日に浮き出て、不安に駆られる日々を過ごしている中、政府はなにをやってるんだ…という思いから、飼い主は福島から東京まで、軽トラに牛を乗せて国会の前まで行って訴えたそうです。
このような日本国内の問題を軽視し、国際問題である集団的自衛権なるものについて、テレビで放送して、今の日本国民の思考方向はどこにいくと思いますか。
お恥ずかしい話ですが、偉そうな事を言っていながら、私自身、現在まで震災の場所へ直接足を運んでいません。これから、行動に移して行こうと考えているところです。
話を戻しますが、当然の事ながら、牛の斑点の話なんてテレビを通じて知る事は一ミリもありませんでした。
テレビは日本全国を、世界を、写すものではない、そういった心構えが必要になるのかもしれません。
では、またの機会に宜しくお願いします。