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ONCE UPON A TIME

~むかしむかしあるところに~




抉る 抉る 深くまで
痛い 痛い それでも切る
赤い 赤い 滴る雫
黒く 黒く 滲んでいく

グロテスクな感触
肉を切り裂く鋭い刃
静寂の部屋 震える腕
薄暗く 鮮明に 赤

生きていたい
死にたくない
わかってる
うるさい

繰り返す衝動
縫われた傷跡
ごめんね… 呟く声

さよならを繰り返す度
傷跡が増えていく
助けて 助けて 助けて…

もっと深く
もっと鋭く
もっと痛く
もっと長く

目に写る 赤
本当は怖かった
それでも切るのは
生きていたいから

抉る 抉る 深くまで
痛い 痛い それでも切る
落ちる 落ちる 雫は
透明な涙

薄暗い部屋で一人
気づけば 泣いていた







教えて欲しいの
幸せの数え方を
私にはもう 何も無いから
数えなきゃ 不安なの

夢を見た
遠い昔の空の夢
昼下がりの公園で

私 笑ってた

いつからだろう
この笑顔が
嘘だって 気付いたのは

幸せだったの
幸せがいっぱいだった
両手じゃ数え切れないくらい

私 幸せだったよ

家族がいた 友達がいた
ご飯がおいしかった 夢があった
全部全部 幸せだった

ねえ 教えて?
私には今 何があるの?
何が残っているの?

誰も信じられなくて
皆私から離れていって
何も感じなくなって
一番大事な夢でさえ
あの日に置いて来たんだ

幸せって
何だっけ

忘れたから
置いて来たから
それでも私
生きてきたから

もう一度 最初から
拾い集めに行くの
家族を 友達を
夢を 感情を

だから
教えて欲しいの
二度と 亡くさない様に

亡くした事に 気付けるように

もう一度
あの空の下で
笑えるように







久しぶりにこんなに咳が長引いた

喉が痛くて咳が止まらなくて 眠れない

風邪をひいたときは情緒不安定になっちゃうから
こんな姿誰にも見せられない

助けを求めたところで今は一人なんだってこと
思い知らされるだけだから虚しいだけなのに
またこうやって画面の中に助けを求める自分が嫌いだよ


明日も仕事があるから
せめて明日の朝から夕方まで
咳が止まってくれると良いな


誰か 咳と、わけもなく流れてくる涙を止める方法を教えて欲しい



ではでは また会う日まで