桜が舞うあの道を戦場と呼ばせて
誰もが戦う此の世界で
生まれてくる夢は現とならず
まだ散りゆく姿を見せる
桜の成れ果ては抜け殻
僕たちが生きている此の世界は
戦場という名の儚い現実
明日を望んだ勇者を
突き落とす姿は綺麗
それでもまだ・・・
儚く散り逝く淡い桜
重なる面影を思い描く
全てを無に還せるならば
どうか此の手で
死にたがりの騎士は戦場へ
送り出す人は皆希望をのせ
鮮やかに散った勇者は
称えた人々を憎む
死にたくは無かったのだと言う
勇者がこの世の去り際に
口ずさんだメロディーを
どうか忘れさせないで
誰の為に歌われたのか
死に際の鎮魂歌
奏でた音が綺麗すぎて
いるべき戦場を見失った
この世という戦場で
忘れられた騎士なんて
役立たずにしか成り得なくて
命からがら逃げ延びた勇者は
蔑まれて 罵られて
それでもまだ・・・
散り逝く桜に願いを込めた
あの春の日を想い
今も此の戦場で戦っている
支えなどとうの昔に無くした
ゆらりゆらりと寂しげに
揺れる心は夢現
儚げに ただ虚ろに立つ勇ましさを
生き様と呼べるのならば
どうかこのままで・・・