前々回のブログで書いたShadowsocks 「1. UCSS/OpenWrt/GL-MT1300」にトライしたところ、こちらもあっさり成功したので、備忘録的にメモしておく。

 

まずShadowsocksとはなんぞや?であるが、これはとある中国人が開発したsocks5ベースのプロキシとのこと。

中国ではインターネット通信が検閲・制限されている(GFW)ことは周知の事実だが、これを突破するための技術としてVPNとShadowsocksが存在する。VPNは外部から明らかに識別出来るトンネルを確立して通信を行うので、規制する側にとってもある意味分かりやすく、従って通信遮断などの措置を取りやすい。対してShadowsocksは通信内容を暗号化しつつも、外部から見て通常の通信とほぼ見分けがつかない形で通信を行うので当局の目を逃れやすいという利点がある。この技術が中国で誕生し、主に中国国内に限定して普及しており我々外国人にとってあまり馴染みが無い理由もそのあたりにある。

 

今回契約したUCSSは、このShadowsocksを専業で取り扱うサービス業者である。

同社のサービスを利用するのに、PC、スマホ、タブレットからの接続は勿論、ルーターファームウェアも利用できるのだが、公式に対応表明しているファームウェアのうちの一つ「OpenWrt」を利用したい場合、GL-iNET社の「GL-MT1300」というルーターのみ公式が対応表明していた為、私も同モデルを購入した。このルーターは出張先のホテルなどで使用することを意識した小型モデルなので、今後の出張頻度アップを見越して購入した側面もある。

 

上記ルーターの設定方法はUCSSの説明ページに詳しいのでここでは割愛するが、ルーターの初期設定はPCと直接クロスケーブルで繋いで行う前提で付属マニュアルに手順紹介されている。クロスケーブルは商品に添付しておらず、ケーブルを持たない私は止むを得ず自室の無線LAN環境をフル活用し何とか凌いだ。ただこの方法はかなり手間がかかるので、もしこのブログを読んで同じことを試したいと思った方には、安いクロスケーブルを1本購入して設定作業を行うことをお勧めしたい。

 

 

 

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