さらに、A氏には、都内に新築した家のローンが月々三〇万円。
対するB氏は、実家住まいなので住宅ローンも家賃もない。
この借金を差し引いたものが「経常利益」で、A氏の場合、八四〇万円。
いっぽうのB氏は、八五二万円のままである。
以上、単純に自由につかえる現金だけを比較すれば、B氏のほうが豊かということになる。
売上高から売上原価、販売費・一般管理費などを差し引いたものを「営業利益」といい、さらに金利負担などの営業外損益(そんえき)を加減したものを「経常利益」という。
個人の生活にたとえたように、企業の真の健康状態は、「経常利益」によって測(はか)られるのである。