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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091017-00000542-san-soci
JR福知山線脱線事故の捜査で、JR西日本が兵庫県警や神戸地検からの聴取を受ける社員に対し、事前にJR西がまとめた資料を配布していたことが17日、分かった。同日、JR西が兵庫県伊丹市のホテルで開いた事故被害者に対する「おわびの会」で明らかにした。JR西はこれまで、捜査には「全面的に協力している」としていたが、事前の口裏合わせの疑いもあり、神戸地検は「供述内容の指導にあたる可能性がある」と指摘している。
JR西は国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(現・運輸安全委員会)のまとめる最終報告書を、事故調委員に接触し、公表前に入手、JR西に不利な記述の削除を求めていたことがすでに判明している。JR西は事故調に対してだけでなく、捜査当局に対しても自らに有利になるように働きかけていた疑いがあることが判明した。
JR西によると、事前に社員に対して配布していたのは、事故現場のカーブを、半径600メートルから半径304メートルに付け替えた際の経緯や、自動列車停止装置(ATS)設置に関して説明した資料。当時の記憶があいまいで取り調べに不安を抱く社員が多かったため、聴取の参考となる資料を作成し、配布していたーと説明している。しかし、実際には資料配布を受けた社員は、県警や地検の取り調べに対し、資料にそってほぼ同じような供述したとみられ、「口裏合わせ」にあたる可能性がある。
この日のおわびの会で、JR西幹部は「会社として捜査に協力してきたつもりだったが、捜査の過程でこのような指摘を受けたことは不信感を抱かせ、反省します」と遺族や被害者に釈明、JR西は「不信感を与えてしまい、反省します」と遺族らに謝罪した。
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・ JR西、事故調の公述人候補に現金渡す 発言変更求め「資料作成の慰労金」
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JR福知山線脱線事故の捜査で、JR西日本が兵庫県警や神戸地検からの聴取を受ける社員に対し、事前にJR西がまとめた資料を配布していたことが17日、分かった。同日、JR西が兵庫県伊丹市のホテルで開いた事故被害者に対する「おわびの会」で明らかにした。JR西はこれまで、捜査には「全面的に協力している」としていたが、事前の口裏合わせの疑いもあり、神戸地検は「供述内容の指導にあたる可能性がある」と指摘している。
JR西は国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(現・運輸安全委員会)のまとめる最終報告書を、事故調委員に接触し、公表前に入手、JR西に不利な記述の削除を求めていたことがすでに判明している。JR西は事故調に対してだけでなく、捜査当局に対しても自らに有利になるように働きかけていた疑いがあることが判明した。
JR西によると、事前に社員に対して配布していたのは、事故現場のカーブを、半径600メートルから半径304メートルに付け替えた際の経緯や、自動列車停止装置(ATS)設置に関して説明した資料。当時の記憶があいまいで取り調べに不安を抱く社員が多かったため、聴取の参考となる資料を作成し、配布していたーと説明している。しかし、実際には資料配布を受けた社員は、県警や地検の取り調べに対し、資料にそってほぼ同じような供述したとみられ、「口裏合わせ」にあたる可能性がある。
この日のおわびの会で、JR西幹部は「会社として捜査に協力してきたつもりだったが、捜査の過程でこのような指摘を受けたことは不信感を抱かせ、反省します」と遺族や被害者に釈明、JR西は「不信感を与えてしまい、反省します」と遺族らに謝罪した。
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