今日は数検の受験日です。知人のお子さんも受験していると聞いています。

 

 

 

 

 

先月、二華中 黎明中に続いて青陵中も現在の小学5年生から英語が出題範囲に入ることが公表されました。

http://www.sendai-c.ed.jp/~seiryo/img/file54.pdf

 

 

 

 

 

 

 

総合問題に英語まで入ってくることで、令和4年の入試はどのような問題になるか予想が困難となり、現在の5年生からやることが増えてさらに大変になります。やはり独学よりも大手塾の通学での重要性が重みを増すものと予想されます。

 

 

 

 

 

 

さて、これまでブログで伝えた通り、我が家は小4の冬まで中学受験(受検)を考えていなかったのでひたすら公文(苦悶)の英語・数学で先取りばかりをしていて、しかも親は青陵中の方を考えていたので二華中受験は塾に通い始めた当初は全く考えていませんでした(最後まで二華中受験でぶれなかったのは本人のみ)。今考えると大手塾でなく地元塾と公文の併用とか、数検・英検重視とか、四谷大塚の全国統一テストで偏差値50ちょっとの模試結果など、模試結果も芳しくなくオーソドックスな中学受験手法とはかけ離れた自己流の無謀な挑戦でした。子供の可能性を信じてあげたいが、二華中のレベルが高く倍率が高すぎるので半ば地元中進学を想定しての中学受験でした。

 

 

 

 

 

また、地元塾と公文以外に全く何も習い事をしなかったため調査書に書いてもらう項目は数検・英検以外何もありません。長年続けた公文が中学受験で生かせないかと受験勉強の動機付けで始めた資格検定の英検準2級、数検3級を内申書に書いてもらうしかありませんでした。

 

中学受験関連のサイトやブログには「公文は計算だけで役に立たない」「数検3級はあまり意味がない」「そんなことより受験勉強を」など公文や数検、英検などの資格検定には否定的な文章ばかりが並べてあり、「確かにその通りかも」と当時はがっかりしていたものでした。もちろん数検や英検を優遇するという学校は多数ありますが、多くが私立中堅校で公立中高一貫校はまずありません。

 

 

 

https://www.su-gaku.net/suken/wp-content/themes/su-ken/pdf/feature/admissions_incentives_highschool.pdf

 

 

 

https://search.eiken.or.jp/qualification/exam/?p=juniorhighschool

 

 

万が一にも二華中に合格するとしたら、点数がボーダーライン時に英検準2級と数検3級で拾ってもらえる可能性しかありませんでした。

 

二華中の合格判定は

 

入学者の選抜に当たっては,調査書及び適性検査(総合問題,作文,面接)の結果に基づき, 出願者の能力や適性等を総合的に審査する

 

です。これを都合よく解釈すると、

 

 

 

 

 

テストの点数だけでは判断しないよ。下剋上もありうるよ。

 

ということだと思いました。ここで合否判断する側から考えてみると、

 

 

 

 

 

「点数が例え1点足りなくても、それを上回るユニークでポテンシャルのある受験生を取りたい」と考えている可能性があります。実際に、中学受験では合格するまで頑張っていたが、入学後に受験勉強の反動で勉強が嫌になってしまう生徒が少なくないことを、学校側が嘆いているからです。

 

また、中学受験にあまり関係ない数検や英検をそれなりに頑張っているということは、入学後もそのまま継続して頑張ってくれるのではないかという学校側の期待を抱かせることも可能性として考えられました。

 

 

 

 

 

 

実際に後日我が子と同点で不合格になった受験生の存在を知りました。また、わが子より合計点が高いにもかかわらず、不合格の受験生の存在も知りました。

 

少なくとも令和2年の二華中入試は私の知る限り、

 

まず上位は合計得点の多い順に合格者を決定し、定員である105番目前後の受験生らが面接や調査書で数人程度下剋上になっていたのではないかと思われます。そして、調査書のアピールポイントがほとんどないわが子が同点で合格した件について英検準2級と数検3級以外の理由が見つかりません。よって、数検・英検はわが子の二華中合格の決め手になったと考えるのが自然です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん大都市圏の超難関校には資格試験の有無には関係ないでしょうし、調査書がいらない学校や最低合格点が発表されている学校は点数のみでしか合否判定をしていないことになります。しかし、少なくとも二華中のような地方の公立中高一貫校などの中堅校には、数検・英検は最後の決め手になる余地を残していると思います。

 

 

 

 

 

 

我が子の情報からだけでは全ての公立中高一貫校に通じるとは必ずしも言えませんが、資格試験の結果は同点の際に威力を発揮する可能性があります。調査書に書いてもらえる資格試験を含めたアピールポイントは何でも書いてもらいましょう。ただ、今後二華中・青陵中・黎明中も英語入試が導入されるとすると英検準2級よりももっと高い水準を要求されるかも知れません。