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数検4級は1次試験には合格したものの残念ながら2次試験に合格できなかった。小6レベルの問題が出来ない上に、ケアレスミスを重ねた結果が見事に不合格。
ところが、本人は4級も3級も変わらないからと、4級の2次試験を受けずに3級を受けると言う。
問題レベルは中1、中2、中3が3割ずつと数検特有問題が1割。
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公文ではすでに中学教材を終了しているので一次試験はだいたい出来ると思われる。問題は、4級と同様に2次試験。前回同様、2次試験の出来が合否を決める。しかも、中3レベルとはいえ中学受験生には方程式を使わなくても出来る問題も多いので、決して合格が出来ないわけではない。また、図形も角度の問題とかも中学受験で十分対応可能なレベルだ。確率や統計が出てくるが、まだ基本レベルなので確率についても「場合の数」の応用で小学生でも出来る。
受験は小6の6月に受験した。周りは概ね中学生。1次試験はだいたい出来た問題はこんな感じだ。
Q次の計算をしなさい
7+(-2)-(-6)=
2(7x+4y)-5(2x+3y)=
Q次の方程式を解きなさい
8x+31=5x-14
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他、式の展開、連立方程式などが続く。他、いわゆる一行問題もある。例えば、
Q 1枚の硬貨を3回投げる時、3回とも裏が出る確率を求めなさい。
Q 正十二角形の1つの外角の大きさは何度ですか。
最後に円周角など角度を答える問題が出て合計30問で終了。1次試験は24点/30点満点で正答率80%、ちなみに全国平均は25.2点で正答率84%(合格は70%以上)だった。
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合否を握る2次試験であったが、統計は全く太刀打ちできないのは仕方ないにしても、例えば水の入ったペットボトルが表示され、その水の体積やペットボトルをひっくり返した時の高さなどを求める問題、連立方程式を作ればすぐに答えられる問題、長方形を折り曲げて出来る角度を問う問題などが、悉く出来ていなかった。またもや、不合格と思われたが、今回は部分点をかき集めて、何と合格になっていた。数検の2次試験は部分点がもらえるが、早い話「ケアレスミスしていた」ということ。部分点がなければ危なかった。全国平均正答数13.5点/20点満点に対して、本人13点(正答率65%、合格は60%以上)であった。
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本人は不合格を覚悟していただけに大喜び!もちろん数検3級に合格したからと言って、中学3年生までの数学が概ね理解できているわけではない。ただ、目標に向かって勉強を頑張り、結果が出せたことで「目標に向かって努力することの大切さ」は理解してもらえたようだった。
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準2級になるともう別次元になるので、数検は3級までで終わりにした。中学受験生は公文で先取りをしていたら3級まではそんなには難しくない。ただ、数検3級は中学受験で優遇してもらえるかどうかは各学校によるので、あくまで受験勉強の動機付けとして位置付けるのがよいだろう。
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数検の受験準備をしていくことで計算・文章問題になれるだけでなく苦手分野や弱点を見つけて、数検の資格を得るだけでなく入試当日までに学力を上げていき、何とか滑り込みセーフを目指す一石二鳥の作戦はいかがでしょうか。