朝起きてトイレに行こうと扉を開けて気づく、これは夢だ。
今、実家にいるはずがない。
妙にリアルな景色。
現実と全く変わりない。
そこには地元にいるはずのない友達。
死んだはずの飼い犬。
懐かしい家族が、普通にいた。
母は朝ごはんのしたく。
父さんと兄はコタツで寝転んでくつろいでいる。
夢だとわかっていた。
リアルすぎて現実かわからなくなった。
夢から覚めたいと思った。
全く抜け出せなかった。
このままこの幸せな夢の中にずっといたいと思った。
いつもの夢ならおかしなことがあって夢ってわかるのに、全てがリアルすぎてだんだん、俺はどこにいるのかわからなくなって、気持ち悪くなった。
玄関を飛び出した。
家を飛び出した。
かどを曲がって、田んぼ道をとにかく走った。
家から遠ざかりたかった。
何かに追いかけられている気がした。
とにかく走った。
目が覚めた。
遅刻ギリギリのじかんに起きた。
じかんがなぜ、このちょうどギリギリになっているのか、わからず。
目が覚めたものの、こっちが夢何じゃないかと思い、頭は混乱。
とりあえず、パンをかじって家を飛び出すと大雨が降っていた。
全く気づかなかった。
自転車を飛ばしている中で、今生きている世界が現実なのか疑った。
もしかしたら夢かもしれない。
少しして気づいた、あの時夢の中で家から逃げなかったらこっちの世界に戻れなかったかもしれない。
